講演会「野牛のいた時代 ~黒曜石・頁岩から探る東北地方北部における旧石器人の資源獲得~」を開催

武蔵野市では、令和6年度第1回企画展として「旧石器時代の井の頭池周辺 -武蔵野市発掘調査成果報告-」を開催しています。井の頭池遺跡群は、井の頭池を取り巻くように旧石器時代からの遺跡が重層的に確認されており、湧水を拠点として人や動物が暮らしていたことが想像されます。


講師の米田氏は、東京都府中市多摩蘭坂遺跡の発掘調査に参加し、武蔵野台地の旧石器時代について研究をしていました。岩手県では、久慈市早坂平遺跡、奥州市水尻遺跡などの旧石器時代遺跡を調査し、県内の黒曜石・頁岩な
どの石器石材産地探索も実施し、その成果を旧石器時代人の遊動生活の解釈に生かす研究を行っています。
岩手県立博物館には、2万3000年前頃の野牛(ハナイズミモリウシ)の骨格標本があり、今回の講演会では、その資料の紹介と東北北部を遊動した旧石器時代人の生活の様子や同時期の関東地方の様子についてお話しいただく予定になっています。

企画展関連講演会「野牛のいた時代 ~黒曜石・頁岩から探る東北地方北部における旧石器人の資源獲得~」

旧石器時代遺跡の調査や研究を精力的に行う米田 寛さん(岩手県立博物館主任専門学芸員)による、東北北部を遊動した旧石器時代人の生活についての講演会です。

  • 開催日
    2024年7月6日(土)
    時間
    13:30〜15:00
  • 料金など
    無料 無料 定員:50名※中学生以上を対象とした内容です。 (※定員を超えた場合、武蔵野市在住・在学・在勤の方を優先)
    会場

    武蔵野ふるさと歴史館

    〒180-0022 東京都武蔵野市境5-15-5

    R中央線、西武多摩川線武蔵境駅から徒歩12分 ムーバス 境西循環 0番停留所「武蔵境駅北口」から乗車し、4番停留所「武蔵野ふるさと歴史館」下車 徒歩すぐ

  • 出演
    講師:米田 寛 氏(岩手県立博物館主任専門学芸員)
  • 主催
    武蔵野市教育委員会