長野の傷リンゴを活用した秋冬限定の「アップルシナモンエール」

2024年9月26日(木)からサンクトガーレン有限会社は秋冬限定で長野県伊那市の“傷リンゴ”を活用したビール「アップルシナモンエール」を販売します。

「地ビール0号」と呼ばれるサンクトガーレン

サンクトガーレンは日本で地ビールが解禁する以前より、アメリカで小規模ビールの製造販売を行っていた“元祖地ビール屋”です。それがTIMEやNewsweekなどのアメリカメディアで話題となり、日本のメディアに飛び火。世論を巻き込み、日本の地ビール解禁に一石を投じました。そのため業界内では「地ビール0号」と呼ばれています。

元祖地ビール「サンクトガーレン」公式ページ

一升瓶ビール、スイーツビールなど個性的なビールを仕掛ける厚木市の地ビール蔵。日本最老舗地ビール会社で、国際大会金賞常連ビールも多数。 https://www.sanktgallenbrewery.com/

サンクトガーレンが造るビールは、大手で主流の “ラガー” とは製法も味わいも対極の “エール” 一貫主義。国内外のコンテストで数々の受賞を誇ります。そんな王道ビールの他、季節の果物を使ったフルーツビール、バレンタイン限定チョコレートビール、ボジョレーヌーボーと同時解禁する麦のワイン、一升瓶ビールなど数々の個性的なビールを製造販売しクラフトビールの魅力を広く発信しています。サンクトガーレンはスイスの地名で、そこにあるサンクトガーレン修道院は世界で初めて醸造免許を取得した場所です。その原点を引く継ぐべく「サンクトガーレン」とブランド名に冠しています。

“カラメルモルト”を特徴的に使用した琥珀色のビール

傷リンゴ約500個を焼きリンゴにするところからスタートするアップルシナモンエール。その様子はビール造りというより、お菓子づくりのようです。1日かけてリンゴを焼き、翌1日かけてビールを仕込んでいます。

ベースのビールは軽く焦がした麦芽(モルト) “カラメルモルト”を特徴的に使用した琥珀色のビール。このモルトは食べるとカラメルソースのような甘く香ばしい味がし、ビールにも同様の風味をもたらします。その風味と焼きリンゴなどの副原料の風味が相まってアップルパイのような味わいのビールになっています。

長野県伊那市の“傷リンゴ”を有効活用

アップルシナモンエールに使用しているリンゴは長野県伊那市の“傷リンゴ”です。風に揺られ枝と擦れて傷や割れができてしまったり、色や形(サイズ)にバラつきがあるなど、通常品としては売り物にならない果実を買い取ってビールに加工しています。台風の被害にあった果実も活用しています。

関係者の話では、こういった傷リンゴは収穫量全体の3分の1に達する年もあると言います。これらを加工品に有効活用することで食品ロス削減につながり、SDGs達成に貢献しています。

1回の仕込みに使用しているのは約500個のリンゴで、1シーズンで2500~3000個のリンゴを使う見込みです。9月はつがる、 10月はジョナゴールド・紅玉・シナノスイート 、11月はふじ、と季節の移ろいとともに旬の品種を使っています。

アップルシナモンエール商品概要

【商品名】 アップルシナモンエール(発泡酒)

※このビールには日本の酒税法で認められている以上の量のリンゴを使用しているため“発泡酒”表記です。麦芽率は高いので税率はビールと同じです。

【瓶内容量】 330ml

【希望小売価格】 539円(税込)

アップルシナモンエール ハロウィンバージョンを同時発売

ラベルのリンゴ部分がジャック・オー・ランタンになったハロウィンラベルも9月26日~10月末まで販売されます。ハロウィンギフトにもおすすめです。

20歳未満の者の飲酒は法律で禁止されています。

妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。