はるかぜのお便り
はるかぜのお便り「冬の季節、赤ちゃんのミトンや靴下は必要?」
吉祥寺駅から徒歩5分、中道通商店街にある「はるかぜ産前産後ケア助産院クリニック」は2023年10月にオープンしました。助産師・看護師・保育士などの専門家による子育てサポートや、産前・産後の不安・悩みの解消、医師による診察、処方・予防接種などを行う施設です。
月に1回「はるかぜのお便り」でお母さんや赤ちゃん、その家族に役立つ情報をお届けします。
今回のテーマは「赤ちゃんのミトンや靴下」
例年になく長く続いた夏日もようやく終わり、急に寒い季節がやってきました。
寒い季節、赤ちゃんに手袋(ミトン)や靴下を履かせてあげるべきか? 迷っている方もいるのではないでしょうか。
実は赤ちゃんの手や足にはたくさんの大切な機能が備わっているため、常時履かせっぱなしにするのはお勧めではありません。例えば指しゃぶりは、物の形や感触を確かめ、学習する機会になります。また、睡眠の途中で目覚めた時、指をしゃぶることで気持ちを落ち着かせ、大人の助けを借りずに再入眠する、などの効果もあります。
手の平や足の裏には動静脈吻合と言う特殊な血管が備わっており、体温調節の役割もあります。特に眠る直前には、ここから熱の放散を行うことで赤ちゃんは深部体温を下げ、入眠します。
ミトンや靴下は冷え過ぎる場合のみにし、暖かいお部屋などでは素手素足で過ごせると良いですね。
助産師 冨江 幸代