マジェルカのウェルフェアトレード-1

初めまして。中道通りの「マジェルカ」の藤本と申します。
「マジェルカ」は、日本で初めての、全国の障害者施設で作られたユニークな手仕事品やアート雑貨のセレクトショップとして2011年にOPENしました。それは、障害者が作っている素敵な製品がほとんど知られていない事や、障害者が作っているだけで安売りされている事への疑問が始まりでした。
そこから、マジェルカでは福祉施設で作られる製品を価値に見合った価格や方法で販売すること、楽しいお買い物を通じて障害者と関わりを持つ事を、福祉(ウェルフェア)のフェアトレードとして「ウェルフェアトレード」と名付け、それを広めるために活動しています。
これからこのコラムではそんなウェルフェアトレード製品をご紹介していきたいと思いますのでみなさまどうぞよろしくお願いいたします。

「信楽青年寮さんの陶器の器」

今回ご紹介するのは信楽青年寮さんの陶器の器です。
滋賀県の「信楽青年寮」では、昭和30年代から障害のある人たちと一緒に地域特産である信楽焼きの陶芸活動を行っています。
その名の通り当時は若い障害者が中心でしたが、今ではその方たちも年配になり、ゆったりとした空気が流れる工房の中で、昔から変わらない手仕事の器作りを毎日のんびりと行なっています。
そんな空気の中で作られるせいか、どれも暖かみがあり愛着が持てるのに、手仕事の個性を強く主張するのではなく他の器や様々なシーンと調和してくれるのが信楽青年寮さんの器です。
色や形のバリエーションも様々あるのもおすすめです。