はるかぜのお便り

はるかぜのお便り「赤ちゃんのインフルエンザワクチンは生後6ヶ月から」
吉祥寺駅から徒歩5分、中道通商店街にある「はるかぜ産前産後ケア助産院クリニック」は2023年10月にオープンしました。助産師・看護師・保育士などの専門家による子育てサポートや、産前・産後の不安・悩みの解消、医師による診察、処方・予防接種などを行う施設です。
月に1回「はるかぜのお便り」でお母さんや赤ちゃん、その家族に役立つ情報をお届けします。

今回のテーマは「赤ちゃんのインフルエンザの予防」
今年はインフルエンザがここ20年ほどで最も多く流行しており、1~2月も感染が多い時期とされています。赤ちゃんはマスクを着けるのも難しいですし、感染対策に悩んでいる家庭も多いと思います。
インフルエンザは飛沫感染といって、咳やくしゃみから感染します。マスクや手洗いなどの予防は効果的ですので、家族がしっかりマスク・手洗いをすることで赤ちゃんの感染予防につながります。人混みへのお出かけも出来るだけ避けた方が良いでしょう。また、冬の乾燥は粘膜の免疫の機能が落ち、ウイルス感染が起こりやすくなりますので、室内の湿度を50~60%程度に保つために加湿器などを使用することが推奨されます。さらに、赤ちゃんも生後6か月になれば、インフルエンザワクチンを打つことが出来ます。家族も含めてワクチン接種をすることも大切です。
赤ちゃんの風邪などは防ぎきれない部分もありますが、出来る限りの感染対策をし
て家族みんなが健康に過ごせるようにしたいですね。
赤枝先生(産婦人科医)