きち散歩

きち散歩

吉祥寺のおいしいものと散歩が大好きなわたなべえりさんによるコラムです。えりさんのすてきなイラストと共にお楽しみください。

シリーズ一覧

ドイツソーセージ・ハム専門店 ケーニッヒ

今回の記事の内容をまとめたイラスト入りのノート。

ケーニッヒのテイクアウト、全部食べたい。

井の頭公園へむかう七井橋通りを歩いていて、美味しいサクッと食べられるお肉のお店がふたつあります。ひとつは焼き鳥の「いせや」さん、そしてもうひとつがハムやソーセージの「ケーニッヒ」さん!
昔から両方とっても好きでよく食べているのだけれど、どちらもひとつひとつがしっかり大きめなのでいろんな種類があるのに食べられない……全部食べてみたい……。
そんな野望を週きち編集部に打ち明けてみたところ、きち散歩メイトとして一緒に食べてくれるメンバーが集まってくれました。今回は参加してくれたシャチさん、カワウソさん、ヘビさんと一緒にケーニッヒの食べ比べ。

他の串などもあるけれど、今回はソーセージ4種類、ホットドッグ2種類、その他のお肉製品2種類、パン3種類を食べ比べしました!

よりどりみどりのジャンボフランク(ソーセージ)

ケーニッヒでテイクアウトできるのはジャンボフランク(ソーセージ)が6種類。その中で今回は2種類をホットドッグでチョイスしたので、それ以外の4種類をまずは食べ比べ!

チョリソーチーズ、ゴロ肉ガーリック、チョリソー、チューリンガーを食べ比べていきます。
チョリソーチーズは武蔵境で採れたとんがらしとつぶつぶのチーズが入っていて、辛味の中にチーズのまろやかさがたまりません。伸びるタイプのチーズではなくて、じわっと旨味が広がるタイプのチーズなのがとっても素敵。
ゴロ肉ガーリックは超粗挽きのお肉にガーリックがたっぷり入っています。ワイルドな味わいかと思いきや、ワイルドな中にもケーニッヒらしい旨味があって、お野菜といただきたい旨さ。
チョリソーは唐辛子と黒胡椒でキリッとしたお味。チョリソーチーズもとっても美味しいのだけれど、よりお肉の味わいがクリアにわかって、比較的軽いビールにとーってもあいます。チョリソーチーズだともっと重いビールとかワインの方があうかも。
そしてチューリンガーはマジョラムというハーブがふんわり香るソーセージ。ドイツではよく食べられているソーセージで、ハーブがお好きな人であればきっとお気に入りになってしまうはず。肉汁もたっぷりで、いくらでも食べられてしまいます。

また、白ソーセージも買ってみたのですが、これはその他のお肉製品に分類されているだけあって他のソーセージとはちょっと違うソーセージ。スモークをしていなくて、絹挽き(粗挽きの反対)で、茹でて食べます。食べるときは皮を剥いて、甘いマスタードをつけて食べるのだけれど、これがふわっふわ! これはもはや肉のマシュマロ?ふわふわでびっくり!と場が騒然となりました。 これはソーセージではないかも……という反応もあり、かなり得意苦手がわかれそうなものではあったのですが、チャレンジしてみる価値は大いにあります。私はとっても好きでした!

ケーニッヒの食べ比べをしている4匹の動物のイラスト、ソーセージの種類を紹介するイラスト。

本場ドイツ!なパンとホットドッグ

お次にホットドッグとパンを食べ比べ。(私自身はアレルギーがあって食べられないので、きち散歩メイトが美味しく食べてくれました。)

ホットドッグのソーセージはプレーンとほうれん草チーズ、パンはラウゲンパンという表面がパリパリのパンをチョイス。他にもパン単品でジャーマンロールという白パン、プレーンのプレッツェルを買いました。

きち散歩メイトから絶賛の嵐だったのがほうれん草チーズのホットドッグ!
ほうれん草チーズ自体は小金井産のほうれん草とプロセスチーズを混ぜ込んだソーセージ。 プロセスチーズだけだとシンプルすぎるけれど、そこにほうれん草が入ることで香りや味わいがアドオンされてとっても美味しいものなのだけれど、それをちょっと重くてもっちりしたパリパリのパンが包み込んでくれることで食感も楽しいよう。
白パンのジャーマンロールは軽くてもふもふふわふわのパンなのでそちらでもきっと美味しいけれど、肉汁やチーズの旨みをキャッチするなら是非ともラウゲンパンが良さそうです。逆に先ほどの白ソーセージにはジャーマンロールがあいそう。パンとソーセージやハムの組み合わせでいろんな楽しみ方ができそうです。

プレーンのホットドッグはパンとの相性がバッチリ! すごくシンプルで、純粋にソーセージのお肉の美味しさとパンの美味しさのマリアージュが楽しめるよう。食べ飽きない味で、まずは王道を攻めるのであれば全力でおすすめです。

プレッツェルは今回はプレーンだったのだけれど、カリカリもちもちでラウゲンパンをもっと細くした感じとのこと。バターありであれば味わいがシンプルなソーセージと、プレーンであればチョリソーなどのちょっと一工夫されたソーセージと一緒に食べると良さそうです。

そして最後はレバーヴルスト。実はこれは私の思い出の味。昔からかなり貧血がひどかったこともあり、鉄分を取るべく色々食べられるものを探して両親や祖母が買ってくれたのがこのレバーヴルストでした。お肉とレバーのちょっとクセのある味わいがたまりません。 むさしのプレミアムにケーニッヒは2つ選出されているのですが、ひとつはチョリソーチーズのフランク、そしてもうひとつがこのレバーヴルストなのです。ぜひ一度は食べていただきたい名品です。

どれを食べてもとっても美味しくて、みんなで大満足になった食べ尽くし企画。今回は食べられなかった串やケーゼ(型焼きソーセージ)、さらにショーケースの中にある様々なビアシンケン(ハムの塊を入れたソーセージ)やオードブルも次回は試してみたい!次は何を食べようかな、とリピートしたくなっちゃう、そんなケーニッヒさん。次に井の頭公園に行くときはお供にいかがですか?

ホットドッグ2種類とレバーヴルスト、ドイツパンのイラスト。

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