前進座 舞台のいろは

前進座 舞台のいろは

1931年に創立した前進座は、東京都武蔵野市を本拠とする日本の歌舞伎も上演する劇団です。

「前進座 舞台のいろは」は歴史ある劇団から舞台の裏側を学べるコラムです。舞台まわりの小道具の紹介や知られざる役者さんのあれこれをご紹介します。

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前進座 舞台のいろは「体育館が劇場に」

1931年に創立した前進座は、東京都武蔵野市を本拠とする日本の歌舞伎も上演する劇団です。

歴史ある劇団から舞台の裏側を学べるコラム「前進座 舞台のいろは」では、舞台まわりの小道具の紹介や知られざる役者さんのあれこれをご紹介します。

体育館が劇場に

前進座はさまざまなジャンルのお芝居を上演していますが、上演する場所もさまざまです。いわゆる劇場のほか、市民会館からコミュニティセンターのホール、大学の講堂、学校の体育館などの場所で公演が可能です。

全国各地で500回以上上演されてきた出前芝居『くず~い 屑屋でござい』は、落語の世界をそのまま3D化したような温かく滑稽な物語が魅力の作品です。出前芝居として、どんな会場でも上演可能。コンパクトで工夫されたセットが特徴です。学校の体育館が劇場さながらに変わっている光景には、生徒たちから「すごーい!」という歓声が上がります。休み時間になると、先生達の目を盗み、生徒たちが仕込み作業を覗きに来る微笑ましいひとときも、この舞台の魅力の一つです。

俳優 松浦 海之介