週きちアーカイブ活動記
1975年に創刊し、2025年に50周年を迎えたタウン紙『週刊きちじょうじ』。編集部では「週きち」が蓄積してきた、吉祥寺のまちの記録=地域の昔を知ることができる大切な資料を未来に残すため、「週きちアーカイブ」プロジェクトを始動しました。その模様をコラム形式でお届けします。
週きちアーカイブ活動記 Vol.1 〜大量の資料がやってきた!
1975年に創刊し、2025年に50周年を迎えたタウン紙『週刊きちじょうじ』。
編集部では「週きち」が蓄積してきた、吉祥寺というまちの記録=地域の昔を知ることができる大切な資料を未来に残すため、「週きちアーカイブ」プロジェクトを始動しました。その模様をお届けする新連載がスタートです!

アーカイブってなに?
図書館へ行くと知りたいことが載っている本を簡単に探せるし、博物館では貴重な所蔵品を見ることができます。それは、これらの施設が資料を収集して、なるべく劣化しにくい環境で保存し、活用できるように管理しているおかげ。
アーカイブとは「人が生み出してきたさまざまなモノ・情報」を保存し、役立てていくための大切な土台です。
近年は誰でもWEB上で資料情報を検索して、画像などとあわせて閲覧できる「デジタルアーカイブ」の取り組みも盛んです。「週きち」もいつかデジタル化して、みなさんに楽しんでもらいたい…(道のりは長い)
デジタルアーカイブの例
「ジャパンサーチ」
全国のデジタルアーカイブをまとめて検索できるサイト。オンラインギャラリーもあって、見てると時間が溶ける!
大量!旧事務所から資料のお引越し
「週きち」編集部は2023年に新体制になり、2024年1月にこれまで編集・発行を行ってきた「吉祥寺情報センター」から過去の資料(=事務所にあるものまるっと全部!)を引き受けました。
「週きちアーカイブ」プロジェクトのはじまりです。


まずは資料の内容を大まかに把握しながら、残すものと捨てるものをざっくり選別し、元の配置(アーカイブをつくる上で重要な情報)を崩さないように気をつけて箱詰め。倉庫に送ります。
あまりの物の多さに途方に暮れ…詰めに詰めたダンボール箱は、なんと約200箱! 積み上げると20階のビルと同じくらいの高さ(笑)。

作業すること1ヶ月…事務所が空になりました。ここにたくさんの人が出入りして、めまぐるしく変化する吉祥寺を追い続けてきたことを思うと、少ししんみり。
(ちなみに一部の資料を保管する6畳のアパートは人が入れないほどぎっしりで、「絶望アパート」と呼ばれているとか…)
どんな資料があるの?

バックナンバーをはじめ『吉祥寺生活電話帳』などの自社出版物はもちろん、いろいろな資料があります。

吉祥寺の昔の風景やお店、地域で活動する人たちの写真。イベントを記録したVHS・カセットテープや日々の活動で生まれた文書などなど。

他にも飲食店のマッチといったお店のノベルティグッズまで。
そのすべてが「週きち」の活動を通して蓄積されてきたものですが、そのまま吉祥寺という地域のことを詳細に物語る資料と言えるでしょう。
アーカイブでこんなことができるように!
2025年10月現在、バックナンバーほか一部の資料のアーカイブ作業が進みました。
以前は「吉祥寺バウスシアターがオープンしたときの記事ってある?」と聞かれたら、アーカイブ担当がそれらしき箱をいくつかガサゴソして「あれじゃない…これでもない…(過ぎゆく時間)」と探していたのですが、今では「1984年3月1日の出来事だから468号か469号。はい!あった!」と編集担当でもすぐに出せるようになりました。写真もお店や道の名前、撮影時期で探せるようになっています。
実際にどんな作業をしたかは、次回詳しく語ります!

日々の活動で昔の資料を使えるようになったことで、「タイムスリップ吉祥寺」のようなコラムの連載を始めたり、カフェ&ワインバル「アンジェリカ」、コピス吉祥寺での50周年を記念した展示をさせていただいたり、活用の幅がぐっと広がりました。
