医療用ウィッグ「スポーツウィッグ」のハリイ。がん拠点病院との連携および量産体制を強化し、誰もが運動を諦めない社会の実現へ

医療用ウィッグ「スポーツウィッグ」を製造販売する株式会社ハリイは、寺田倉庫株式会社およびグリーンコア株式会社より資金調達を実施しました。この資金調達により、スポーツウィッグの量産体制構築、医療機関との連携強化、および組織体制の拡充が推進されます。

ハリイは「病気を理由に、やりたいことを諦めない」世界を目指し、単なる製品提供に留まらず、医療と日常をつなぐポジティブな選択肢としての価値提供を加速します。

医療用ウィッグ「スポーツウィッグ」について

ハリイの医療用ウィッグは、脱毛症や抗がん剤治療の副作用により医療用ウィッグを必要とされる方々が、安心して日常生活やスポーツを楽しめるように開発した製品です。ズレの心配や締め付けなど、ウィッグ特有のストレスを減らすことで、QOL(生活の質)を向上させることを目指しています。

顔まわりに特殊な樹脂素材を使用し頭部にしっかりと固定することで、ズレにくさ、外れにくさを軽減。スポーツウェアの最先端技術である、無縫製3Dニットをベースネットに使用し、縫い目がないことにより、通気性、軽量性を実現した、スポーツウェアのようなウィッグです。

2025年5月から、完全オーダーメイドによる製造販売を本格開始。2025年9月には、医療用ウィッグの品質基準 「JIS S 9623」に適合(合格)しました。皮膚の安全性を確認する「48時間閉塞パッチテスト」をはじめ、外観・毛髪・堅牢度評価を行い、医療用ウィッグの利用者に直結する評価項目に対して「適合・安全」という結果を得ています。

資金調達の背景と目的

ハリイは髪に悩みを持つ方々へ、「激しい動きでもズレにくく・蒸れにくい」独自構造のスポーツウィッグを提供してきました。 利用者の方から「ダッシュもジャンプも、不意に飛んできたボールに飛びついても平気です」という声も集まっています。

現在は「必要な時に、必要な方へ、安定して届ける体制」の構築を課題としているとのこと。今後は、全国の「がん診療連携拠点病院(がん拠点病院)」や専門医とのネットワークを広げ、治療の初期段階から患者様へ情報を届けることを目標にしています。

1. スポーツウィッグの量産および品質管理体制の構築

2. 医療機関との連携強化による「アピアランスケア」での利用拡大

3. 人員体制の強化とオペレーションの標準化

以上3点を重点的に強化していくことを掲げています。

harih吉祥寺サロン

harih吉祥寺サロンは、2025年にオープンしたハリイの対面型店舗の第一号店です 。完全個室の店内では、医療美容師(一般社団法人ランブス医療美容認定協会が提供する、病気による容姿の変化から生じる苦痛を和らげるための美容技術を習得した美容師) が丁寧にカウンセリングを実施します。さまざまなウィッグを試すだけでなく、頭皮ケアやウィッグ洗浄・メンテナンスにも対応。

店舗ページ▶︎https://beauty.hotpepper.jp/slnH000785341/

代表メッセージ

代表取締役 池野 順子

東京都東大和市生まれ。文化服装学院アパレルデザイン科卒業。ラコステ、アディダス、ゴールドウインなどでスポーツウェアの商品企画に従事した後、当社創業。

2018年に汎発性脱毛症で髪を失った経験から、日常を取り戻すための「スポーツウィッグ」を開発しました。これまで病院での催事や吉祥寺サロンの運営を通じ、多くの方から確かな手応えをいただいています。

今回の資金調達により、単なる製品提供を超え、医療現場と連携した持続可能なケアの仕組みを構築します。今後は美容やライフスタイル企業とも幅広く連携し、アピアランスケアの新たなインフラを目指します。患者様の日常に彩りを取り戻す一助となるよう、邁進いたします。