はるかぜのお便り

はるかぜのお便り「パパの育児参加と男性の産後うつ」
吉祥寺駅から徒歩5分、中道通商店街にある「はるかぜ産前産後ケア助産院クリニック」は2023年10月にオープンしました。助産師・看護師・保育士などの専門家による子育てサポートや、産前・産後の不安・悩みの解消、医師による診察、処方・予防接種などを行う施設です。
月に1回「はるかぜのお便り」でお母さんや赤ちゃん、その家族に役立つ情報をお届けします。

今回のテーマは「パパの育児参加とともに男性の産後うつが増加」
近年、男性の育児休業が推進されており、男性の育休取得率は着実に上昇しています。令和5年度は男性の育休取得率は30%に達し、10年前に比べ10倍以上の取得率となっています。
男性は母乳による授乳以外の多くの育児に携わることができます。家事はもちろん、おむつ替えや沐浴、寝かしつけ、子どもとの遊びなどです。また抱っこなど力のいることは、男性の方が体格的に得意な事もあるかもしれません。またパパが育児に参加することで、子どもの心身の発達にも良い影響を与えることが報告されています。また大人も育児をすることでリーダーシップ・チームワーク・時間管理能力などが上昇し、仕事の効率化につながるともいわれています。
パパの育児参加とともに、パパの育児への不安や悩みも増え、男性の産後うつと呼ばれる状態も増えてきています。育児中に不安なことなどあれば、市の保健師や産後ケア施設などで相談してみてくださいね。
パパもママも一緒に、家族全体で育児を楽しむ社会の実現を期待したいものです。
赤枝先生(産婦人科医)