前進座 舞台のいろは

前進座 舞台のいろは

1931年に創立した前進座は、東京都武蔵野市を本拠とする日本の歌舞伎も上演する劇団です。

「前進座 舞台のいろは」は歴史ある劇団から舞台の裏側を学べるコラムです。舞台まわりの小道具の紹介や知られざる役者さんのあれこれをご紹介します。

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前進座 舞台のいろは「楽屋」

1931年に創立した前進座は、東京都武蔵野市を本拠とする日本の歌舞伎も上演する劇団です。

歴史ある劇団から舞台の裏側を学べるコラム「前進座 舞台のいろは」では、舞台まわりの小道具の紹介や知られざる役者さんのあれこれをご紹介します。

「楽屋」

出演者や関係スタッフの控室であり、それぞれが準備を行い休憩をとるための「楽屋」。役者にとっては、芝居の世界へ自らを導くための、心も身体も整えていく最も重要な場所とも言えるのではないだろうか。

前進座では歌舞伎や時代劇を行うことが多いので、その際に出演者・スタッフ控室以外に必ず必要となるのが、床山部屋と衣裳部屋だ。しかし、劇場によって楽屋の数は異なり、個室もあれば大部屋もある。場合によっては楽屋が足りないこともあり、そんな時はリハーサル室やロビーの待合、楽屋廊下や奈落(舞台や花道の地下)までもが役者の楽屋や、床山・衣裳部屋となることもある。舞台終了後には感謝の気持ちも込めて掃除を行い綺麗に元通りにして劇場を後にします。

女優 松川悠子