吉祥寺駅から徒歩5分、中道通商店街にある「はるかぜ産前産後ケア助産院クリニック」は2023年10月にオープンしました。助産師・看護師保育士などの専門家による子育てサポートや、産前・産後の不安・悩みの解消、医師による診察、処方・予防接種などを行う施設です。
月に1回「はるかぜのお便り」でお母さんや赤ちゃん、その家族に役立つ情報をお届けします。　

今回のテーマは「赤ちゃんの虫除け対策」

こんにちは。梅雨に入り、ジメジメした日が多くなってきました。

赤ちゃんの肌はデリケートなので、蚊など虫刺されに気を付けたい季節になってきましたね。今回は、赤ちゃんの虫除け対策についてお伝えします。
まず、虫除けスプレーは成分と対象年齢を確認します。よく利用されるディート（虫除け成分）は6カ月未満の乳児には使用不可のものが多く、6か月以上のお子さんでも回数制限があります。年齢制限のないイカリジンや天然由来成分（ハッカ油、レモンユーカリなど）の製品が肌への負担が少なくておすすめです。スプレータイプは手軽ですが、赤ちゃんの顔や手に直接噴霧せず、大人の手に取って塗ることで誤飲や目への刺激を防ぐことができますよ。日焼けや湿疹などで、直接肌に塗りたくないときは服に着けるシールやクリップタイプの虫除けもあります。
また、肌を露出しないような通気性の良い長袖・長ズボンも有効ですが、水分補給はこまめにしましょう。ベビーカーの虫よけネットも有効です。
夏はお出かけの予定も入ることが多いですが、肌に優しく安全な虫除け対策を意識してみてくださいね。

産婦人科医　赤枝　俊