「洒落」てて「優しく」って「深く」て「華のある」モノを。八本足のオオカミで味わうmoritaMiWの世界

みんなに教えたいような、内緒にしていたいような、「八本足のオオカミ」。詩画作家 森田MiW(もりたみう)さんがデザインしたアイテムが並ぶ、moritaMiWブランドのコンセプトショップ&ギャラリーです。

moritaMiWは、森田さんと愛媛県今治市のタオルメーカー楠橋紋織(くすばしもんおり)がコラボレーションしたブランド。実は、私自身も以前からmoritaMiWが好きで自分用はもちろん、友だちへのギフトや、家族へのお土産に購入していました。

少しの怖さとたっぷりの優しさとユーモアが詰まった森田さんの絵は、見た瞬間の「かわいい!」だけでなく、絵を見ながら、じっくりと思いを巡らせる時間も楽しませてくれます。

独特の世界観で多くの人を魅了してやまない、moritaMiWの世界へようこそ!

ひとつひとつのアイテムが主役になっている店内

八本足のオオカミは、中道通りと昭和通りの間にあるカントリーロードに店舗を構えています。

注目すべきはドアの取手部分。ドキッとしつつも、ついつい撫でたくなってしまいます。

店舗の中に入ると、ギャラリーのような雰囲気。ひとつひとつを手にとってじっくりと眺めていたくなる、おしゃれで落ち着きのある空間が広がります。

オンラインショップも運営している八本足のオオカミですが、お店に並ぶアイテムの中には「限定商品」のシールがついているものがあります。このシールはここでしか手に入らないアイテムのしるし。

吉祥寺の店舗ならではの限定カラーを、ぜひ見つけてみてくださいね。

四本ではなく、八本足になったのは・・・

さて、「八本足のオオカミ」の名前の由来とは?と気になる方も多いのではないでしょうか。

森田さんは「まずは、日本語にしたいと思いました。昔からオオカミが好きだったのでフィーリングっていうのもありますね。足が多いのは、デザインしたものにもう一歩踏み込む、みんなが楽しみ繋がる場、の意味を込めています。みんながよく知る四本足のオオカミから進化したようなイメージです」と、話してくれました。続けて「オオカミって悪役のイメージが強いですよね。赤ずきんちゃん、三匹のこぶた、七匹のこやぎ、みんなオオカミが悪者。子どもの頃からそれに違和感を持っていました。みんな生きているのに、肉食だからって悪者になっていない?って。ここにいるオオカミには、多くの方が持つイメージとは別のお話を添えています」とのこと。

例えば、赤ずきんちゃんのタオルセットは、赤ずきんちゃんと出会う前のお腹が空いたオオカミをバスタオルに。赤ずきんちゃんがオオカミにパンをあげてお腹を満たしてあげている場面をフェイスタオルに。そしてお腹いっぱいになったオオカミのお腹の中でくつろぎながら本を読む赤ずきんちゃんをウォッシュタオルに描いています。

「オオカミのお腹の中はきっとあったかくて気持ちがいいだろうなって思ったりします」と笑って話す森田さん。この森田さんならではのお話がmoritaMiWの魅力のひとつです。

見て、読んで、染みわたる、moritaMiWアイテム

moritaMiW作品はすべてお話がセット。お客さまの中にはお話の内容でアイテムを選ぶ方も多いそうです。〝ただのモノ〟ではなく、それぞれの想いをお話に重ねて表現できるので、大切な方へのギフトや自分へのエールにもピッタリ。

イエティのノートを開くと、短いお話が載っています。

恐竜のコースターも、ひっくり返すと「あの地を歩く羽毛恐竜」のお話が読めるようになっています。

いちばんのこだわりは使い心地

とにかくデザインが好き、お話が心に刺さる、とmoritaMiWブランドのファンになる方はもちろん多いのですが、森田さんがもっともこだわっているのは、アイテムの使い心地。

「手に馴染む大きさや形、使っていてストレスがたまらない仕様にすることに関しては妥協しません。自分が物を選ぶときの基準を制作にも活かしています」とのこと。

お店のスタッフさんもオススメのティータオルは、枕カバーや赤ちゃんのブランケットとしても使えます。

トートバッグは肩がけ・手持ちの両方ができて、底が広く、物を入れた時のフォルムまで計算されています。さらに長く使えるように耐久性もバッチリ!

ハンドタオルは、もこもこした部分とガーゼの部分がミックスされています。「お客さまから、『緊張したときにこのもこもこ部分を触ると安心するんです』『ドキドキする場面は必ずこのハンカチがおともです』と言われたりします」と、手触りが違うだけで、特別な相棒に。

八本足のオオカミから週きち読者の皆さんへ

八本足のオオカミは全国で唯一のmoritaMiWのコンセプトショップ&ギャラリーです。
ギャラリースペースでは定期的に色々な作家の作品展やワークショップも開催しています。
楽しいお話が付いた様々な生きものたちの商品はプレゼントとしても人気です。
商品の使い方やギフトラッピングなど、気になることがありましたらスタッフへご相談ください。
お気に入りのアイテムを見つけにぜひ遊びにいらしてください!

スタッフさんのエプロンも素敵でした!

<編集部のお買い物 ポストカード編>

真面目に考えすぎちゃうあの子には「檸檬みたいな月」

頑張りすぎちゃうあの人へは「ナマケルというお仕事」

宿題がなかなか進まない子が気に入りそうな「机上のヘンテコロン」

それぞれのお話は、ぜひお店で読んでみてくださいね。