「猫のダヤン」作者・池田あきこ×第五小5年生 99人が作った“理想の島”の特別展@吉祥寺美術館

吉祥寺ゆかりの絵本作家・池田あきこさんといえば、愛くるしい「猫のダヤン」シリーズでおなじみですよね! そんな池田先生を講師に迎えた特別な授業が、武蔵野市立第五小学校で行われました。その成果をお披露目する展示が、吉祥寺美術館でスタートしています!

週きちでも池田あきこ先生にロングインタビューを実施!

99人の子どもたちが「空想の世界」に島を浮かべた

できあがった小学校5年生の作品の一例

今回の取り組みは、武蔵野市立吉祥寺美術館が毎年実施している「アーティスト・イン・スクール」という企画で行われました。アーティストが学校に出向いて、子どもたちと一緒に創作活動をするプログラムです。

2025年度は、第五小学校の5年生3クラス・計99人が参加。ダヤンの物語に登場する空想の世界「わちふぃーるど」のアラル海に、自分だけの理想の島を浮かべるというテーマで、3回の授業が行われました。

「空想を形にする喜びを知ってほしい」という池田さんの願いのもと、子どもたちはそれぞれの想像の翼を広げて、とっておきの島を作り上げました。99人いれば、99通りの島がある——ぜひ、「ぼく・わたしだけの理想の島」を旅してみてください。

今回、美術館のロビー展示ということで観覧は無料。授業の様子を収めたパネル展示のほか、子どもたちが制作した作品の写真、そして池田あきこさんのパステル作品「サウスでお買いもの」も紹介されています。

想像の翼を広げて生み出した、子どもたちの“理想の島”をぜひ旅してみてください。

池田あきこ先生

浜口陽三記念室でも池田あきこ先生の銅版画を展示

ロビー展示と合わせて、ぜひ足を運んでほしいのが、吉祥寺美術館と同じフロアにある浜口陽三記念室での展示「艶やかな暗闇」。ここでは会期中の3月31日まで、池田あきこさんが手掛けた銅版画17点が並びます。

展示されるのは、「猫のダヤン」長編ファンタジーの初期3作——『ダヤン、わちふぃーるどへ』(1999年)をはじめとする作品の挿絵として制作されたもの。いずれも黒一色の作品で、カラフルなパステル画とはまたひと味違った、銅版画ならではの味わいがあります。

ぜひ、モノクロームの世界を楽しんでみてください。

スタンプラリーも開催中! ポストカードをゲットしよう

景品用ポストカード

さらに、吉祥寺美術館×武蔵野市立図書館3館の連携企画「猫のダヤンのスタンプラリー」も実施!

市内の3つの図書館、中央図書館・吉祥寺図書館・武蔵野プレイスでは、会期中に池田先生の図書特集展示を開催中。それぞれの図書館に、絵柄の異なる「猫のダヤン」スタンプが用意されています。

3館すべてのスタンプを集めたら、吉祥寺美術館の受付へGO! 先着300名に、池田あきこさんのオリジナルポストカード(1人1枚)がプレゼントされます。ポストカードの引き換えは3月31日(火)までなので、お早めにどうぞ!

会期:3/12(木)~31日(火)※先着300名・1人1枚
スポット:中央図書館、吉祥寺図書館、武蔵野プレイス

図書館3館をめぐる「猫のダヤンのスタンプラリー」シート

池田あきこ プロフィール

東京・吉祥寺に生まれ、1983年に自由が丘でメーカーのシンボルとして「猫のダヤン」を描く。1988年より不思議な国・わちふぃーるどを舞台に絵本『ダヤンのおいしいゆめ』を出版。その後もダヤンの物語を描き続け、絵本のみならず、長編シリーズや、教科書の挿絵を手掛けるなど、多方面で幅広く活動。1999年に初めての「池田あきこ原画展」で全国を巡り、以後5年ごとに記念原画展を開催。2023年には「猫のダヤン40周年 ダヤンの不思議な旅」をスタートし、現在全国を巡回中。また、2010年から「ボルネオ緑の回廊」プロジェクトを立ち上げ、「ダヤンの森」として動物たちに安全な森を贈る活動をしている。2009年3月に、井の頭恩賜公園のそば「わちふぃーるど吉祥寺ラシカノイ店」をオープン。作品は、河口湖・木の花美術館にて常設展示されている。

「サウスでお買いもの」『ダヤンのめいろ』(著 池田あきこ/ほるぷ出版 2013年)より © Akiko Ikeda/Wachifield Licensing, Inc.

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2025年度アーティスト・イン・スクール「わちふぃーるどのアラル海に99の島を浮かべよう!」特別展示