優しいご縁がつなぐ“たのしき”作品展「島村真司・小池愛 作品展 〜楽使器とフランスの風景画」

本日2/10からリベストギャラリー創で開催されている「島村真司・小池愛 作品展」。島村さんの暮らしの中で使える器(楽使器)をテーマにした陶芸作品と踊る書、小池さんのTikiとPuffyの旅するグラフィックアートと色彩を奏でるアクセサリーの展示です。
取材にうかがうとお二人とも在廊されており、お話を聞かせていただくことができました。

明るいギャラリーには魅力あふれる作品でいっぱい!

今回開催されている島村真司さん・小池愛さんは八ヶ岳で活動されている作家さんです。実はご夫婦とのことで、リベストギャラリー創での作品展の開催は今回で5回目となります。島村さんは陶器や書、小池さんはグラフィックアートやアクセサリーを制作されています。ギャラリー内はお二人の作品でいっぱいでした!

暮らしの中で使える器「楽使器(たのしき)」は見ても触れても楽しい作品!

同じ柄でも風合いがちがいます

島村さんが制作されている陶器のテーマは、暮らしの中で使える器「楽使器(たのしき)」。一つ一つ手作りの陶器のため、描かれた図柄や絵・色合いは一つとして同じものがありません。

可愛らしい猫や魚、草花などは生活に彩りを加えてくれそうです! 手にとってみても良いとのことで一つ持ち上げてみると、驚くことにとっても軽い! 見た目のイメージよりも遥かに軽くて扱いやすそうです。手触りはザラザラとしているのが心地よく、手元にあったら思わずなでたくなるような質感に仕上げられています。お値段も決して高くないのも嬉しいところです。

(絵に合わせてお魚おいてみたい……)
タコさんのハート型のお口もいい味出しています

島村さんによると、リベストギャラリー創で作品展を開くようになったきっかけは、もともと吉祥寺が馴染みの街だったことに加えて、シンガーソングライターの角松敏生さんとのご縁があったといいます。島村さんがろくろ体験に来た角松敏生さんへ焼き上がった作品と共に書を贈ったところ、その書が角松敏生さんの横浜アリーナ35周年コンサートでそのまま使われることに。そのご縁が吉祥寺での作品展につながったそうです。贈った書の言葉がこちらの「逢えて良かった」。とても軽やかな書やその言葉からは、作品展につながる縁を引き寄せた島村さんの人柄の良さがうかがえます。もしかしたら、島村さんの作品との出会いも「ご縁」なのかもしれませんね。

カッコいい……

島村真司さんのホームページはこちら!
楽使器

縁に恵まれて生まれた「TikiとPuffyの旅するグラフィックアート」とアクセサリー

グラフィックアートを制作されているのが小池愛さん。子どもの頃から絵を書くのが好きだった小池さんは高校卒業後にカナダの大学へ進学。留学中、小池さんのお母さんが贈ってくれた折り紙やペンなどを使って、折り紙を切って貼ったり絵を描いたりということを始めたんだそうです。その後アニメーションを制作されている方とのご縁でコンピューターを使って絵を描く技法を学び、今の作品につながっているんだとか。作品に登場するうさぎの"Tiki(ティキ)"とひよこの"Puffy(パフィー)"もカナダにいた頃の切り絵から誕生したそうです。

TikiとPuffyの作品は「旅」をテーマにしており、今回の作品展の舞台はフランス。小池さんはコロナ禍以前は、「どのような風景を描きたいのか」を考え、一年に一度、興味を持った土地に旅に出ていたそうです。風景の中に溶け込み、まるで現実にいるかのようなTikiとPuffyは、これまでにオーストリアやイングランド、日本などを旅してきているとのこと。二人の旅の続きを見るためにも、コロナ禍の一刻も早い収束を祈ります……。

印刷される下地が違うと、直接目にしたときの風合いが全然違うんです

TikiとPuffyの旅するグラフィックアートは紙だけでなく、キャンバスや和紙にも印刷されているのですが、温かみや手書きの雰囲気が柔らかく表現されています。実際に見てみるとコンピューターグラフィックとは思えない、立体感や奥行きを感じさせる仕上がりになっています。これはぜひ直接見てほしい……!

すごくたくさんのアクセサリー!

また、小池さんはアクセサリーも制作されています。こちらは山梨の鉱石屋さんとのご縁から始まったそうです。色彩がとっても豊かで見ていて楽しいですよね!
制作には色や形を組み合わせるために結構頭を使うんだとか。島村さんの陶器と同じく、小池さんのアクセサリーも同じものがない唯一無二の作品なんですね!

カラフルで見て楽しい作品たちですね

小池愛さんのホームページはこちら!
Ai Koike グラフィックアート Tiki&Puffy の世界

優しいご縁にあふれたギャラリーで、素敵な作品に触れてみて

島村真司さんと小池愛さん
快く取材に応じてくださりありがとうございました!

今回突然の取材だったのにも関わらず、笑顔で応じてくださった島村真司さん・小池愛さんのお二人。お話を聞いているとご縁に恵まれるのもうなずけるような、優しい人柄が伝わってきました。作品でいっぱいのギャラリーも明るく楽しい雰囲気に包まれており、魅力たっぷりの作品展になっていると感じます。特に、島村さんが作る陶器の手触りと、小池さんの描くTikiとPuffyの世界がもつ奥行きはギャラリーで直接味わってほしいです!

本当にたくさん作品があるのでお気に入りが見つかること間違いなしです!

この記事にたどり着いたあなた。これもきっと何かのご縁。優しい雰囲気に包まれた作品展「島村真司・小池愛 作品展」は2月16日(水)まで開催です。期間中はお二人とも在廊されているそうなので、この機会にぜひリベストギャラリー創を訪れてみてはいかがでしょうか?