「いつか〇〇をやってみたい」。そんな夢を持っていますか？ 今は現実味がない夢でも、いつか夢は叶うと信じ続けていれば叶う日が来るかもしれませんよね。

そんないつかやってみたいことへのチャレンジから始まったお店が2022年6月9日にオープンしました。そのお店の名前は「とにかくうさぎが好き」さん！

とっても印象的なお名前のお店ですよね！ その名の通りうさぎにフューチャーしたお店なのですが、お店を開いたオーナーの飯田絵美さんにお話をうかがうと、飯田さん自身のうさぎ愛にとどまらない「夢のその先」を聞くことができました。

とにかくたくさんのうさぎ達に囲まれたい！そんなあなたにピッタリの空間！

「とにかくうさぎが好き」さんがあるのは吉祥寺駅南口から徒歩4分ほどの所にある「創の実」という場所。この場所は開業を目指す若者や女性が、専門家のサポートを受けながらお店の運営や販売を通じて将来の独立を目指す東京都のチャレンジショップなんです。

現在は新オープンの「とにかくうさぎが好き」さんの他に、アボカドジュース専門店の「AMAZING JUICE 」さんとまあるいお菓子のお店「みつたま」さんがお店を開いています。

「とにかくうさぎが好き」さんは創の実に入って正面のスペースにオープン。
店内は床には人工芝が敷き詰められ、壁には雲、そして風船で浮かぶうさぎさんと、とってもファンシーな雰囲気です。そして、入り口からさっそくうさぎグッズがズラリ！ 店内にも所狭しと商品が並べられています。

飾られたパネルはオーナーさんやハンドメイド雑貨の作家さんが飼われているうさぎさんなんだそうです。本当にうさぎが走り回っていそうですよね！

このお店のすごいところはやはり品ぞろえです。今のところ300種類もの商品が並んでいるそうで、うさぎ商品だけで生活ができてしまいそう！

中でも「うさぎらしさ」があふれているのが作家さんのハンドメイド雑貨。布を伸ばすところや耳を毛づくろいする様子など、飼っているからわかるうさぎの可愛さが表現されています。現在は5人の作家さんの作品が販売されていて、今後増やしていく予定なんだそうです。

可愛いだけではありません。中には和な雰囲気の雑貨や面白うさぎの商品もあり、商品を眺めているだけでも楽しめちゃいますね！

中には「とにかくうさぎが好き」オリジナルの商品も。犬のように身体を覆う服を着せることができないうさぎさんでもストレスなく付けられるように、乗せるだけのカチューシャです。飯田さんが手作りしていて、写真は飯田さんの家族のうさぎさんなんだとか！

ゆくゆくはうさぎでつながるコミュニティへ

オーナーの飯田絵美さんはもともと吉祥寺に住んでいて、「いつかはお店を開いてみたい」という漠然とした思いがあったんだそうです。そんな中、チャレンジショップの存在を知り、応募してみたら見事合格。店舗運営の大変さを感じつつも人と繋がる喜びを感じているといいます。

「吉祥寺にはもともと『うさぎのしっぽ』というお店があったりうさぎを診てくれる動物病院があったりとうさぎを買う人に優しい街なんです。なので、近くに住んでいるお客さんとお話すると、吉祥寺界隈にあるうさぎ関連のお話でよく盛り上がります。遠方から来てくれるお客さんもいて、お店を始めてからできた繋がりはとっても嬉しいですね」

お店にやってくるお客さんはうさぎを飼っている人だけでなく、飼いたくても飼えない人、昔飼っていた人など様々なんだそうです。しかし、お客さんに共通していることは「とにかくうさぎが好き」ということ。ご夫婦の夫さんがうさぎのかばんを持っていたりと、好きという感情に男女の差はないんだな、と実感します。

「『とにかくうさぎが好き』という店名に、私のことかと思いました！って言ってくれる人もいらっしゃいましたね。お客さんのうさぎ愛を実感します」

そんなうさぎ愛にあふれる「とにかくうさぎが好き」さんですが、飯田さんはここで生まれるつながりをさらに広げようと画策しています。創の実でのチャレンジショップは最長1年と期間が決まっていて、その後は都内の商店街で本格開業を目指していくことになります。飯田さんはこの本格開業で「コミュニティ作り」に挑戦していきたいとお話してくれました。

「吉祥寺の商店街で育ったので、私も商店街でお店が持ちたいと思っています。「とにかくうさぎが好き」の開店はその始まりだと考えていて、今後自分のお店を持つときにはうさぎをきっかけに多くの人が繋がれる場所を作りたいです。関西にはうさぎがテーマの大きなイベントがあったりしますが関東には少ないので、そういった空間を作って情報交換ができるうさぎ好きさんのための憩いの場所になれたらと思います」