旧赤星鉄馬邸
旧赤星鉄馬邸は、明治生まれの実業家である赤星鉄馬(1882~1951)の自邸です。チェコ共和国生まれの建築家アントニン・レーモンド(1888~1976)による設計です。
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- 住所
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〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町4丁目26−21
2022年10月に武蔵野市が所有の旧赤星鉄馬邸が国の有形文化財に登録されました。設計したのはアントニン・レーモンド。武蔵野市では旧赤星鉄馬邸の建物と緑豊かな庭を活用するために「niwa*Project(ニワボシプロジェクト)」が立ち上がりました。公募により選出したスタッフが企画・運営をしているniwa*Projectは2023年11月5日に、周辺の住居環境に及ぼす影響の度合いや管理運営のあり方を探っていく社会実験イベントを開催。今回は第2弾として旧赤星鉄馬邸の庭園をどのような場として利用できるかを実験するイベントが行われます。
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Toggle第1弾に引き続き、今回も楽しいイベントがたくさん用意されています。俳優 渡辺哲さんの朗読&語りと、壮大な金管八重奏の室内楽。修道女会時代に使用されていた旧礼拝棟では、歌曲や平和をテーマに歌の演奏がされる予定です。そしてなんと建物内をめぐる七不思議ツアー「建築★たんてい団」では建物の2階も見学が可能!豪華ゲストと共に語り合うテーブルトークや同時代の名建築を紹介する企画展など、旧赤星邸の歴史や当時の時代背景を学ぶ企画も開催されます。その他にも旧赤星邸のオリジナルカルタを使ったカルタ大会やお庭での宝探しイベントも。小さな子どもたちも楽しめます!また、赤星鉄馬も楽しんでいたゴルフが「グランドゴルフ」の形で再現されたりと、ここだけでしか体験できないイベントが目白押し。子ども同士やご家族でぜひ参加してみてくださいね。
11:00〜語り:渡辺哲(俳優)@旧赤星邸 居間
12:00〜武蔵野市交響楽団金管八重奏@旧赤星邸 居間
13:00〜歌曲:浜坂京子・ピアノ:大塚純子 @旧赤星邸 旧礼拝棟
14:00〜歌:ゆいこ・チェロ:オクムラ@旧赤星邸 旧礼拝棟
・旧赤星鉄馬邸七不思議ツアー「建築★たんてい団」(所要時間40分程度) 11:00〜/13:00〜/15:00〜
・テーブルトーク(事前予約・定員あり) 12:30〜13:15 「暮らしのテーブル茶道ワークショップ」@日本間/参加費:1,500円
13:00〜14:00 「みどりを介したコミュニティデザイン」@居間 清水忠男(千葉大学名誉教授/共生・環境デザイン)
14:30〜16:00 「流浪の建築家 A.レーモンドの魅力-その豊穣なる人生-」@居間 土屋重文氏(建築家/レーモンド設計事務所顧問)
・幼児対象 10:30〜/15:30〜
・低学年対象 10:00〜/13:30〜/15:00〜
・高学年対象 10:15〜/13:45〜/15:15〜
受付時間 10:55〜/12:40〜/14:10〜(先着順)
地元の人気飲食店3店舗が特別に旧赤星邸の庭園にやってきます!ホットドッグに、ガレット、スープなどが販売予定!
米国人建築家のアントニン・レーモンド(1888-1976年)により設計された旧赤星鉄馬邸。レーモンドは、日本の近代建築を語る上で欠かせない人物のひとりです。玄関の庇(ひさし)や、明り取りの丸ガラス、正面玄関の曲面の工夫、コンクリート打ち放しの仕上げ、水平に連続的に並ぶ窓などに色濃く反映されたインターナショナル・スタイルと日本の伝統的木造建築を融合させたデザインは竣工当時、世界的にみても画期的でした。レーモンドの妻であるグラフィックデザイナーのノエミによる家具や庭園も見どころのひとつです。また、敷地内には緑豊かな庭と共に、市が指定した32本の保存樹木があります。この旧赤星邸の環境が今後も役立つようにと発足したniwa*Project。武蔵野市が所有するこの貴重な文化財の上手な活用について一緒に考えていきたいですね。
旧赤星鉄馬邸は、明治生まれの実業家である赤星鉄馬(1882~1951)の自邸です。チェコ共和国生まれの建築家アントニン・レーモンド(1888~1976)による設計です。
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町4丁目26−21
1975年に創刊し、2022年3月で創刊47年を迎える週刊きちじょうじ。吉祥寺のおいしいグルメ、カルチャー、話題のトピック、ニュースがわかる、吉祥寺で暮らす人のためのタウン誌のオンライン版です。