在宅医療を専門としたファミリーケアクリニック吉祥寺は、武蔵野市で開催された「ケアリンピック武蔵野2024」において、審査員特別賞を受賞しました。また、連携機関であるSTAY訪問看護ステーション、ゆとりえ在宅介護 地域包括支援センターとの共同発表では最優秀賞を受賞し、W受賞となりました。

「ケアリンピック武蔵野 2024」審査員特別賞 受賞について

ファミリーケアクリニック吉祥寺が提供する「訪問栄養相談」での取り組みが「ケアリンピック武蔵野 2024」において審査員特別賞を受賞しました。「ケアリンピック武蔵野 2024」は、ケアリンピック武蔵野2024実行委員会主催、武蔵野市共催の「まちぐるみの支え合い」に向けて、介護や看護に従事する方々が、誇りとやりがいをもって働き続けられるよう、人材確保や育成の発展を目的とする事業です。武蔵野市の地域として目指す目標に沿った取り組みを紹介し、互いに研鑽し、賞賛するプログラムとして行われる演題発表において、今回は全13組の事業者による発表が行われ、ファミリーケアクリニック吉祥寺の「訪問栄養相談」の活動と、その功績が評価されました。

ファミリーケアクリニック吉祥寺の訪問栄養相談ついて

ファミリーケアクリニック吉祥寺は、「ご自宅でも、質の高い医療で生活に安心を。」というコンセプトのもと、2023年4月に吉祥寺を拠点として開業しました。地域に密着した在宅医療専門クリニックとして、患者様一人ひとりのニーズに合わせた医療を、24時間365日体制で提供しています。

高齢化が進む現代社会において、食生活の質は健康寿命を大きく左右する重要な要素です。しかし、通院が困難な高齢者や療養者にとって、適切な栄養管理は容易ではありません。

そこで、ファミリーケアクリニック吉祥寺では、管理栄養士による訪問栄養相談を積極的に行い、患者様の栄養状態の改善と生活の質の向上を目指しています。具体的な取り組みとしては

・痩せてきた方へのお食事の提案

・飲み込み機能に合わせたご提案

・調理指導

・栄養補助食品、介護用食品などの提案

・食事の姿勢、介助方法の提案

・精神面のサポート

訪問栄養相談は、在宅療養における栄養状態の改善や治療効果の向上に大きく貢献する一方で、地域や施設への管理栄養士の配置が不足している現状から、その認知度が低く、介入件数が少ないのが課題です。ファミリーケアクリニック吉祥寺では、この課題解決に向けて、訪問診療と連携し、介入の必要性がある患者様への積極的な提案、連携機関への広報活動、勉強会などを通して、訪問栄養相談の重要性を啓蒙してきました。

その結果、訪問栄養事業を立ち上げて約1年で30件/月もの介入に至り、今回の「ケアリンピック武蔵野」においてその取り組みが評価され、審査員特別賞を受賞しました。

ファミリーケアクリニック吉祥寺 訪問栄養事業リーダー 瀬谷理絵 さんのコメント

この度、このような賞を受賞できたことを大変うれしく思っております。たくさんの素晴らしい発表がある中で、まさか賞をいただけると思っていなかったので、大変驚いているところです。訪問栄養はまだまだ地域に知らない方がたくさんいる中で、頑張らなければならないなと、より実感したというところと、このような評価をいただけまして、大変ありがたいなと思っています。今後もしっかり頑張っていきたいと思います。本当にありがとうございました。

ファミリーケアクリニック吉祥寺 院長 中西貴大さんコメント

私たちは病気があったとしても、ご自宅で過ごしたい方々を医療の面からサポートしています。一方で在宅医療の中心は生活であり、生活の中でどのように食事、栄養と関わるかは極めて重要です。

診療所の中で管理栄養士を常勤雇用しているところはまだ少なく、訪問診療を主としたところでは尚更です。経営面、効率性を考えてそうした判断をしているところもあるかと思います。しかし私たちはせっかくご自宅に戻ったのだから、日々のお食事を楽しいものにしたい、栄養に専門性をもって向き合えるチームでありたいと考え、複数名の管理栄養士がスタッフとして勤務してくれています。

これからもファミリーケアクリニックでは生活、人生に寄り添っていけるよう栄養を含めた多方面から患者さんをサポートしていきたいと考えています。

ファミリーケアクリニック吉祥寺について

ファミリーケアクリニック吉祥寺は、東京都武蔵野市吉祥寺に拠点がある、在宅医療、訪問診療を専門としたクリニックです。2023年4月に開業して以来、武蔵野市、西東京市、三鷹市、杉並区、練馬区を中心に活動しています。 救急・総合診療・緩和ケアの専門家が、24時間365日あらゆる病気に迅速に対応します。 どんな病気でも、お子さんからご高齢の方まで、年齢や病気に関係なくご相談が可能。 慢性疾患（認知症、心不全、在宅酸素など）はもちろん、急性疾患（肺炎、尿路感染、褥瘡など）からその治療後、緩和ケアを必要とする方、整形外科疾患、神経難病、小児難病まで、通院中や入院中の方でも患者様にとって一番良い関わり方や過ごし方を提案してくれます。 また、急性期病院やホスピス、24時間対応の訪問看護ステーションや訪問薬局と連携することに加えて、管理栄養士とも連携しながら、医学だけにとどまらず、薬や栄養、運動の専門家とも連携した万全の体制で患者様の生活をサポートします。