横山みのり✕吉澤桃花 二人展 「どこに、ここに。」

多摩美術大学油画専攻在籍の2人の学生による二人展が、2025年9月3日(水)から7日(日)まで街々書林ギャラリーで開催されます。それぞれの視点で捉えた、「旅」をテーマにした作品が並びます。

展示コメント

旅(travel)の語源は、ラテン語のtripalium(トリパリウム)に由来すると言われています。
これは、「三本の杭」を意味します。
かつての旅は、交通がとても困難で、苦痛を伴うものでした。
しかし、現代では、電車や飛行機の発展により、とおい場所へ気軽に出かけられる世界になりました。苦痛の象徴であった「旅」は、交通の発展により、自由と可能性を象徴するものへと姿を変えたのです。

人は旅をします。
散歩から地球の裏側まで、出会いと別れを重ねながら。
その旅の途中で「私」と「あなた」がすれ違い、立ち止まり、同じ景色を見つめた時、
重なり合った視点の先には、どんな世界が広がるのでしょうか。

多摩美術大学油画専攻在籍の2人の学生が、それぞれの視点で捉えた「旅」について、作品を展示します。