吉祥寺村立雑学大学
2105回(2021/12/18)雑大レポート「船旅を楽しむ」#87「語源 由来あれこれ」
本記事は、雑学大学に参加された方によるレポート記事です。今回の報告者は、今回の雑学大学の講師を務めた、なかむらたかしさんです。
今回の話題は飲酒がらみの2件。
①「ラム反乱」(1808)は英の豪州植民時の出来事で、総督ブライが長期に軟禁された。ブライは1789の「バウンテイ号の反乱」の船長で被害者でもある。子孫は2011時でクイーンズランド州の女性首相で「母は酒依存の夫と離婚」の由:余程「酒」との縁が深い一家か。
②米・禁酒法(1920ー33)
憲法を改正してまでの決断だったが、「独への宣戦布告、第一次大戦の終結」という大事件の後に発効という背景。そして1929の大暴落に留めをさされ短命ということか。古今東西 飲酒規制は多いが、日本書紀には「孝徳天皇 大化2年禁酒を勅諭」とあり、13世紀には元寇の再襲来に備え禁酒令が。
「未成年喫煙の禁」は1900だが「未成年者飲酒禁止法」は1922施行
興味深いのは提出者の考えは「一生酒を飲まなくてすむように、まず20歳までの間に飲まない習慣をつけさせよう」だったこと
最近ではニュウジーランド首相が禁煙に関し「価格upは効果無し。最初から喫煙を始めないようにしたい」旨の発言もあり今後の動向が注目される
日本では1932、「非常時禁酒即行に関する建議」が首相宛に日本国民禁酒同盟から出されている
尚「泥酔」の「泥」とは「泥という動物でナマコの様なもの」との解釈がある由だが 昨今では函館地裁がナマコ密漁者に懲役2年強、罰金750万円の判決
中国の影響は至る所で ということか (文責 なかむら)
吉祥寺村立雑学大学とは
吉祥寺村立雑学大学は、1979年10月7日に開講された、3タダ主義の自主運営市民講座です(授業料・講師料・会場費の経費無料)。
受講申込不要。いつでも受講可能です。遅刻・早退自由です。
なお受講生は週刊きちじょうじ誌面での写真掲載並びにネットでの公開が原則となります。写真掲載をご希望されない場合はお申し出ください(その場合も、個人が特定できない顔が小さいサイズの全体撮影の拒否はお受けいたしかねますので、予めご了解ください)。