コスプレ×書道! Kawaiiの先に挑む「コスプレ書道家 / 御代川舞花 1st個展 ~祈り~」

皆さんは「自分の核」をどう捉えていますか?アイデンティティや持ち味、個性など色々な言い方がありますが、自分自身の核を掴み、さらにファッションとして身にまとうのは難しいものです(就活のときは悩んだなぁ……)。さらにファッションはモードとして語られるものでもあります。言葉がファッションを生み、テクストが編み込まれていく・・・。

日本発のファション文化コスプレの「Kawaii」テクストをひっくり返し『言葉とイメージ』の関係に正面から挑む個展「コスプレ書道家 / 御代川舞花 1st個展 ~祈り~」が吉祥寺プティット村で開催されています。個展を主催するのはコスプレ書道家として活動する御代川舞花(みよかわまいか)さん。Kawaiiの先に挑む彼女の個展を見ると、あなたも新しい「自分のモード」を発見できるかもしれません。

コスプレ×書道! 御代川舞花さんとはどんな人?

御代川舞花さんは「コスプレをしながら書を書く」コスプレ書道家として活動されています。御代川さんの「コスプレ」は、ロリータファッション。「Kawaii」のイメージが先行しがちなロリータファッションに書道を掛け合わせることで、「Kawaii」を超える独自のモードを模索されています。

御代川舞花 コスプレ書道家

1992年生まれ、東京都武蔵野市で育つ。鷗友学園女子高等学校卒業。専門学校にて化粧品研究開発について学ぶ。化粧品メーカーに勤務し、舞台テレビ映画向けの業務用化粧品を扱う。退職後は母校で講師を務める傍ら、小学校のアフタースクールにて算数を教える。2021年より、みんなの心が豊かになる社会をみんなでつくる!という理念の元、コスプレ書道家としての活動を本格的にスタート。書道歴22年。コスプレ歴4年。「kawaiiをひっくり返せ!」をモットーにかっこよく美しい日本文化の再認識を目指して発信をしています。

【Twitter】御代川 舞花(みよかわ)コスプレ書道家

【Instagram】maikamiyokawa343

生まれ育った武蔵野で、自己表現に挑む姿を見て

御代川さんは今回の個展を開催する際に、初めて「地元愛」というものを感じたといいます。武蔵野市で生まれ育った御代川さんにとって、武蔵野という土地はあまりにも「当たり前」の環境だったそうです。しかし自身初の個展の開催を考えたとき、生まれ育った土地へ恩返しをしたいという気持ちが芽生え、吉祥寺での個展開催を熱望されたんだとか。

そんな思いから吉祥寺プティット村のギャラリー貸し小屋で開催される事となった今回の個展では、書とポートレートが壁一面に展示され、御代川さんの世界観に囲まれながら作品を鑑賞できます。書は短冊状の紙に書かれており、その日によって展示する言葉を変えているんだとか。「読める文字であること。且つ、活字には出せない風合いがあること」にこだわって作品を作っており、言葉として伝わることを大切にされています。

今後は東京だけでなく、大阪や世界でも活動していきたいという御代川さん。吉祥寺での個展は4月17日までの開催です。

参考)

『御代川舞花1st個展〜祈り〜』公式ページ