野菜、食べてますか？ お肉やお魚が好きな気持ちもよくわかりますが、お野菜の美味しさにもぜひ注目してみてください。野菜は甘みや食感だけでなく、食卓に豊かな彩りを添え、食欲をかき立てる特別な存在なのです。
ところで「野菜」は身近でも、「農業」という背後にある活動はあまり身近に感じられないかもしれません。野菜がスーパーマーケットの棚にキレイに並ぶ様を見ても、それが畑で収穫されて私たちの手元に届くまでの過程は家庭ではあまり意識されないものです。東京の街中にいると畑を見る機会は少なく、野菜の背後にある農業を忘れてしまいがちですよね。
しかし、実は東京の中にも「農園」は数多くあるんです。実際、吉祥寺の街を歩いてみるとちらほらと畑があり、農作物が育てられているところを見ることができます。今日はそんな農業・農家さんと私たちの食卓をつなぐイベントのお話です。
それは吉祥寺PARCOで開催される「Urban farm to table in 吉祥寺PARCO supported by 農業の魅力発信コンソーシアム」。このイベントでは農・料理・食卓のそれぞれから“都市の農”を体感する事ができるんです！
今回ご紹介する「Urban farm to table in 吉祥寺PARCO supported by 農業の魅力発信コンソーシアム」は簡単に表現すると食と農の体験イベント。都市農園の野菜を使った料理会と食事会です。
「都市生活者のための都市農園」を意味するアーバンファーム（Urban farm） と「農場から食卓へ」を意味する「Farm to table」という言葉を重ね、「都市農園のサステナブルな食材で地産地消を実践する」という想いが込められています。
普段の生活の中では気が付きにくいかもしれませんが、私たちの暮らす武蔵野地域でも美味しい野菜が作られているんです。
イベントでは三鷹市の都市農園「鴨志田農園」を営まれている鴨志田純さんをゲストに招き、農園で取れた野菜を使った家庭料理を楽しむことができます。
※ちょこっと脱線
以前同じく武蔵野地域で農家を営まれている後藤さんに武蔵野野菜の畑や美味しい食べ方、販売先についてお話をうかがったこともありましたね。まだ読んでいない方はぜひ記事を開いてみてください！ 武蔵野野菜はとっても美味しいんですよ！
記事はこちら！
話をイベントに戻しましょう。
イベントでは「鴨志田農園」のお野菜を使った家庭料理が振る舞われるのですが、この料理を作ってくれるのはYouTubeチャンネル「1人前食堂」のmaiさん！ 落ち着いたナレーションととっても美味しそうな料理は見る人をグッと惹き付けてくれます（私も「1人前食堂」さんの動画とレシピにはお世話になっています……）。
そんな真似したくなるステキなお料理を作る「1人前食堂」のmaiさんを先生に迎えて開かれる料理会。新鮮な季節の無農薬野菜を味わうお料理が振る舞われる予定です。どんな料理が登場するのか、とってもワクワクしますね！
そして料理会の後はイベント参加者全員でできあがった料理をいただく食事会タイム！ 吉祥寺PARCOの開放感のある屋上で、できたてのお料理に舌鼓を打ちましょう！
また、お食事をしながら、今回使用する野菜を育てた鴨志田さんへmaiさんが“農”についてインタビューするトークセッションも開催される予定。都市農家である鴨志田さんと家庭料理を発信しているmaiさんの対談は、料理に使ったお野菜や"農"についての深く知り、農家さんをより身近に感じるきっかけになりそうですね！
このトークセッションの模様は吉祥寺PARCOの公式インスタグラムのインスタライブで配信される予定です。
（吉祥寺PARCOの公式インスタグラムはコチラ！）
お野菜好き・お料理好きならもちろん、武蔵野地域で暮らしている方ならぜひ参加してほしいこのイベント！ 開催は2023年7月17日（月・祝）ですが、参加申込みは6月25日（日） 23:59までとなっています！下記のイベント詳細欄にあるURLから募集ページにアクセスできるので、ぜひ参加申込してみてくださいね！
日々食べている食材の理解を深めると、そこに関わるすべての人へきっと感謝の気持ちが湧いてきます。眼を見張るほどきれいで美味しい料理とともに、武蔵野地域の”農”を支えてくれている農家さんへの理解を深めてみませんか？
（雨天時は吉祥寺PARCO内の室内会場で開催となる場合があります。また、荒天時は中止になる場合もあります。）
吉祥寺PARCO
〒180-8520 武蔵野市吉祥寺本町1-5-1
matsumoto mai
2019年にYouTubeチャンネル「１人前食堂」を開設されたmaiさん。普段から自分が食べるものを自分で決めて作るという何気ない日常を動画にして発信されています。動画では、食と暮らしと健康の良い関係性を模索し、様々な提案を行っています。
鴨志田農園（Kamoshida Farm）
鴨志田 純
三鷹市に代々続く野菜農家の6代目。元数学教員で防災士。若者が農業に触れる実験の場としての「都市型農業」を目指しつつ、家庭から出る生ごみや落ち葉などの有機廃棄物を、微生物の力で堆肥化させるコンポストの普及を進めるコンポストアドバイザーとして、ネパールや全国各地で活躍しています。
詳細プロフィール：https://note.com/nmhconsortium/n/nf690e117b4f3
「農業の魅力発信コンソーシアム」は農林水産省の補助事業を活用し、9つの企業が集結して設立された共同事業団体です。
このコンソーシアムは、“職業としての農業”の魅⼒発信に取り組んでおり、ロールモデルとなる生産者の情報発信や、生産者と参加者が農業に関わるプロジェクトを協働で企画するオンラインイベント、学生の農業体験イベント「食べチョクおてつたび」などを行っています。
1975年に創刊し､2022年3月で創刊47年を迎える週刊きちじょうじ。吉祥寺のおいしいグルメ、カルチャー、話題のトピック、ニュースがわかる、吉祥寺で暮らす人のためのタウン誌のオンライン版です。
