JA東京むさし 武蔵野新鮮館
-
- 営業時間
-
10:00~16:00
- 定休日
-
なし 休業日は3月・9月の最終平日、年末年始(12月31日~1月6日)
-
- 電話
- 住所
-
東京都武蔵野市西久保1-18-10
JR三鷹駅 北口 徒歩8分
-
実際に食べた多くの人々がその美味しさに衝撃を受ける、武蔵野市で作られる武蔵野野菜。
なぜそれほどまで人々を虜にするのかを知るべく、我々は農家の後藤さんと農協の高清水さんに前後編を通じてお話を伺ってきました。
後半では、実際の畑や販売の様子など武蔵野野菜の最前線を深掘りしていきます!
(前編はこちらからチェック↓↓↓)
Index
Toggleまずは、取材当時に後藤さんが畑で作っていた野菜の様子を紹介します!
作っていたのは、「にんじん」、「ネギ」、「子持ち高菜」の3種類。
最初は、にんじん畑へG O!
一番手前に見える緑色の葉っぱが、にんじんの葉っぱ。かつては、この写真に写っている一面でにんじんが育っていたそうです!収穫も終盤に差し掛かり、いよいよ最後の一列に。
これを収穫すると……
とっても甘いにんじんがお出まし!
生で食べても、煮て食べても、焼いて食べても美味しいんです!
お次は、背後に見えるネギ畑へ!
生えている緑色の部分を持って抜くと……
見慣れたたネギが登場!
噛めば噛むほど旨味が出てくる武蔵野野菜のネギ。後藤さんおすすめの食べ方は鍋なんだとか。くたくたに煮られたネギも美味です!
出荷する際は、ここから機械で一皮むいて泥を落とすそうなのですが、機械に目を向けるとちょうど給食用に出荷予定のネギがありました!
武蔵野野菜の主な出荷先の一つである給食は、この10年で地場産率がかなり増え、3割もを占めるようになったのだとか。後藤さんはこの割合を今後もっともっと増やしていきたいと語ります。
そして最後は子持ち高菜の畑へ!
こちらの野菜は初めて聞いた方も多いのではないでしょうか?
手のひらサイズの小さな野菜で、別名「蕾菜(つぼみな)」「祝蕾(しゅくらい)」「四川児菜(しせんあーさい)」と呼ばれることも!
ブロッコリー、キャベツなどが属するアブラナ科の野菜で、からし菜の変種です。作られるようになって歴史が浅く、日本では2007年ごろ福岡県から広がりました。一株から 10~15個収穫することができ、生でも、茹でても、炒めても食べられるオールラウンダー!
後藤さんおすすめの食べ方はキムチ漬けです!
作り方はとっても簡単!
1.子持ち高菜を購入
1月下旬〜3月中旬の旬の時期にはむさし農協の新鮮館で買うことができます!
2.子持ち高菜を半分に切ってジップロックに入れ、キムチの素で漬ける
水で洗って食べやすいように切ったら、ジップロックへIN!
3.数時間漬け込んだら完成!
シャキシャキとした食感と程よいピリ辛さが、ビールのおつまみにもぴったり!栄養が豊富な野菜なので食卓に緑が足りない時にも嬉しい一品です!
取材に伺った3月はちょうど植え替えの時期!一度畑から全ての野菜が収穫された後、夏に向けて準備が始まります。今後も後藤さんが作られる美味しい野菜たちから目が離せません!
ところで、日々様々な野菜を作られている農家さんたちは、それぞれお互いの育てているものを見ながら育てる野菜を決めているということ知っていましたか?
そのため、農家さん1人では1シーズン7~8種類が限界でも、武蔵野市の農協には30種類ほどの野菜たちが集まります!そんな農協の隣にある「新鮮館」では、需要の高さから普段なかなか手に取ることのできない武蔵野野菜を手に取ることができるのです!
早速野菜たちをチェック!
お店の外ではにんじんやネギ、ブロッコリーなどの野菜たちが販売されていました。
どれも武蔵野市の農家さんが丹精込めて作ったものばかりです!
そして、店内に入って発見したのが、武蔵野野菜の代表的な存在である「うど」!
武蔵野市立の小学校に通っていた方々は、給食に出てきた記憶のある野菜だと思います。白く細長い野菜で、古くは贈答品として名を馳せました!後藤さんの祖父も作られていたといいます。
また、店頭では名前は知っているけどどう食べればいいかわからないという方に向けてうどレシピも配布中!洋食から和食まで無限のポテンシャルを秘めるうどを要チェックです!
他にも、近隣小金井市で水耕栽培によって作られたイチゴも販売されていました!
「え!小金井市でイチゴ!?」と驚かれた方もいるかもしれませんが、高清水さんによるとのイチゴは畑ではなく水耕栽培で作られたことによってとっても甘いんだとか!品種も数種類あるので、ぜひ自分の好きなイチゴを探してみてはいかがでしょうか?
新鮮館では他県で作られた野菜も販売していますが、売れ筋はやはり地場産の野菜。
ここでしか食べられない、新鮮な野菜を求めて日々多くのお客さんが訪れます!
野菜の他には、地域で作られたお菓子や特産品なども販売中!
コーヒー大福が有名な吉祥寺で昭和43年から続く「紅梅堂」の和菓子も売っていました!
こちらは、武蔵野産のジャム!パッケージもとっても可愛く、プレゼントにもピッタリ!
そして、店内を見てまわるなかで目を奪われたのが安くてボボリュームたっぷりのお弁当です!
武蔵野の事業者さんが作られており、低価格大容量のお弁当を販売しています!種類も豊富なので、どれにしようかついつい迷ってしまいます!
さらに店先では、地元武蔵野産のお花も販売中!
5~6月になると今の倍以上のお花が販売され、その様は圧巻なんだとか!
野菜から花まで、武蔵野の農産物と食が揃う農協新鮮館、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか?
多くの建物が立ち並ぶ武蔵野市・吉祥寺に畑や農協があったことを意外に思った人も多かったのではないでしょうか?取材を通じて、武蔵野市には素晴らしい農家の方々がたくさんいることを知ることができました。改めて、私たちの健やかな食を支えてくださる農家さんたちに感謝の気持ちでいっぱいです!
年度が変わり新生活の始じまるのと同じように、武蔵野野菜も新たな収穫シーズンに向けて準備が進んでいます。これから夏にかけてたくさんの野菜が収穫されるので、美味しすぎる武蔵野野菜、ぜひご賞味ください!
東京都武蔵野市西久保1-18-10
JR三鷹駅 北口 徒歩8分
1975年に創刊し、2022年3月で創刊47年を迎える週刊きちじょうじ。吉祥寺のおいしいグルメ、カルチャー、話題のトピック、ニュースがわかる、吉祥寺で暮らす人のためのタウン誌のオンライン版です。