20周年を迎えリニューアル「にじ画廊」さんの魅力に迫る。つい、立ち寄りたくなるんです。

SNSやネットで作家さんやイラストレーターさんの作品をよく観るけれど、実際に作品を観にギャラリーに足を運んだことはない方が多いのはないのでしょうか?

「興味はあるけど、作家さんと知り合いじゃないと気まずそう」「観にきた理由を聞かれたら怖いかも」「ギャラリーの中の雰囲気も分からないし、なんだか入りづらい」なんて、あと一歩が踏み出せない気持ち、よくわかります。

でも、そんな先入観は、吉祥寺の「にじ画廊」さんに行くと覆されるはず。今日は、オープンで明るくて、気軽に立ち寄れる街角のギャラリー「にじ画廊」さんをご紹介します。

にじ画廊ってどんなところ?

にじ画廊は吉祥寺駅北口からおよそ徒歩4分。東急百貨店すぐ手前の昭和通りを曲がってすぐのところにあります。

手描き風の「にじ画廊」看板が目印。2階建てのギャラリー&ショップです。2003年、イラストレーションやアートの展示を中心に、表現のジャンルにとらわれない開かれたコミュニティスペースとしてスタートしました。2003年ということは、今年でなんと20周年! 2月には店舗をリニューアルし、白を基調とした空間、見やすい陳列で入り口から奥までスッキリと見渡せる店舗になりました。

1Fはショップと展示スペース

1F入り口のあたりはショップのエリア。奥は展示スペースになっています。

ショップでは、にじ画廊さんがセレクトした作家さんのオリジナルアクセサリーや雑貨などを扱っています(過去に展示をされた作家さん、不定期の公募で選ばれた作家さんの作品の中から選ばれています)。

1F奥の展示スペースは、ショップで取り扱っている作家さんの展示を順次行っていました(取材時)。8月後半からはレンタルが始まっています。

※この記事を執筆している8月時点で、1F・2F共に2023年内のレンタル受付は終了。2024年前半(1/4~8/13)会期のレンタル応募を受付中です。

2Fはステンドグラスがステキな広い展示スペース

2Fは広々とした開放感あふれる展示スペース。複数名での展示や大きい作品の展示にピッタリ。展示スペースを彩っているのが鮮やかなステンドグラス。目を引きます。

シンメトリーになっているステンドグラス。色合いも爽やかで、存在感があります。

このステンドグラスは、20年前のオープン当時に企画を担当していたイラストレーターさんがデザインしたもの。「大事に残していこう」というスタッフ全員の想いがあり、改装後も飾っているそうです。

にじ画廊はアートに明るくなくても楽しめる空間

にじ画廊は、アートとは違う業種のオーナーさんが「誰でも入れる、楽しんでもらえるようなギャラリーにしたい」という想いで始めたこともあり、オープンな雰囲気を大切にされています。

店長の平田さんも異業種からギャラリースタッフになった方。アートに詳しくない方と同じ目線での企画などを心がけているとお話してくださいました。

「アートに詳しくないと入ってはいけないとか、作品を買わないと出られないというイメージを(ギャラリーに)持っている方がいたら、気軽に入って自分のペースで見て、それぞれの感想を持って帰っていただけたら嬉しいです。」

初めての方にもオススメ!にじ画廊でギャラリーデビューしよう!

改めて、にじ画廊をギャラリー初心者におすすめする理由を、順番に見ていきましょう。

【その1】ギャラリーの雰囲気が外からわかる

最初の外観写真でもわかるとおり、にじ画廊は大きなショーウィンドウとガラス張りのドアから中を見渡すことができます。

「なるべく空いている時がいい」「賑わっている時に紛れたい」と居心地の良い空間は人それぞれ違うもの。ギャラリー内の雰囲気が、あらかじめわかると安心してギャラリーに入ることができますものね。

冒頭でも少し触れましたが、白を基調に改装したことで店舗が全体的に明るくなり、通りを歩いている方から気づかれやすくなったそうです。(改装後、画廊のある道を以前からよく通っていた方から「いつからここにあったんですか?」と質問されたことも。)それくらい、通りからギャラリーの様子がわかります。

【その2】フラッと入ってくるお客さんが多い

にじ画廊が面している通りは小路ながらも人通りが多いエリア。そのため、散歩中のご近所さんや外国人観光客の方、吉祥寺に遊びに来た方がフラッと入っては出ていきます。作家さんの知り合いじゃなくても入れる、自分もフラッと入れる、そんな雰囲気がにじ画廊にはあります。

最初は雑貨屋さんだと思って入ってきて、展示も気になって観ていく方も多いそうです。(オープン当初は1階も展示がメインだったのが、少しずつ雑貨が増えて今のスタイルになったとのことです。)

【その3】他ではなかなか見られない手に入らない作家のキャラクターグッズ

SNSやネットで作家さんたちが発信されているキャラクターの中に、あなたがついつい追っかけてしまうお気に入りのキャラクターってありませんか?

にじ画廊は「歯のマンガ」「おしゅし」などキャラクター関連の展示を数多く手掛けているのも強みの一つ。例えば、おしゅし×フリースタイル陶芸のお皿は、おしゅしの作家のやばいちゃんさんが参加している陶芸教室とのコラボで実現した超レアな作品です。

やばい!きゃわわです! これでお寿司食べたい!

そんなお気に入りのキャラクターのレアな作品を見たい!グッズを入手したい!となれば行くしかない!…と、一歩を踏み出す勇気がでます。 自分の推しでなくても、家族や友人、恋人の推しのキャラクターグッズがあれば入手してプレゼント、なんてことも考えられますね。

ちなみに、人気作家さんの展示では入場のために整理券が配られたり、作品の購入に予約が必要だったりすることも。あらかじめ情報をチェックしてからギャラリーを訪問することをお勧めします。

【その4】近隣にも楽しめるお店やスポットがたくさんある

ギャラリーはどこものそうですが、美術館のように広くないので10分程度で観終わってしまうこともあります。ギャラリーまで足を運んだものの、そのまま帰るのはちょっと、という気持ちになっても安心。にじ画廊の周辺は、路地ながらもたくさんのお店がある東急裏と呼ばれるエリア。

例えば、にじ画廊の隣の2階にはオシャレな古本屋「百年」さんもあります。こちらも初めての方でも入りやすいお店。

吉祥寺は街歩きやショップ巡りがいくらでもできます。疲れたらカフェで一休みしてまた次へ!

(にじ画廊のお客さんは雑貨屋さん巡りの途中に寄る方も多いそうです。)

にじ画廊と百年を覗き見がてら東急裏を散策・ショッピング、そのままハモニカ横丁でお酒を楽しんで帰る、そんな休日はいかがでしょうか。

ギャラリーに興味があるけれどもまだ足を運んだことのないそこのあなた! にじ画廊さんのWEBサイトInstagramをチェックして、ぜひギャラリーデビューしてみてください。今までにない楽しみがきっとあなたを待っているはずです!

にじ画廊

吉祥寺北口、東急横にあるギャラリー&ショップ。 2003年、イラストレーションやアートの展示を中心に、表現のジャンルにとらわれない開かれたコミュニティスペースとしてスタート。2023年にリニューアル。オープンな雰囲気で一見(いちげん)さんでも気軽に立ち寄れ、街の人たちから愛されています。

  • 営業時間
    営業時間 12:00~20:00 ※展示最終日は18:00まで
    定休日
    水曜日
    予算/価格帯
    作家さんの作品やレアなオリジナルグッズなどが購入できます。 現金の他にキャッシュレス決済も可能。 ・クレジットカード 一括払いのみ(VISA・Mastercard・American Express・JCB/Diners Club/Discover) ・iD ・交通系IC(PiTaPa以外) ・PayPay
    メモ
    1Fはイラストレーターや作家による雑貨やグッズを扱うショップと2023年新設のギャラリー。 2Fは広々とした空間で展示作品を活かせるギャラリーです。
  • 電話
    0422-21-2177 (faxは0422-21-2166)
    住所

    〒180‐0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2‐2‐10

    JR中央線 吉祥寺駅より徒歩4分

  • Mail
    nijigaro@gmail.com
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