教習所の枠を越えた教習所。武蔵境自動車教習所は変わるチャンスをくれる場所

教習所なんてどこも同じと思っているみなさん! 私もそんなふうに思っていましたが、武蔵境自動車教習所は違います! また来たいと思える教習所です。

武蔵境自動車教習所のチャリティーイベントへ行ったことがある方も多いかもしれません。夏のサマーフェスティバルは8月最終土曜日に開催され、およそ1万人の来場者を誇る大イベントです。

冬にはもちつき大会も。1,000kg以上のもち米を使用し、お客様に提供。本格的なつきたてのお餅を味わえます!

そのほかにも地域の人が参加できるイベントが盛りだくさん!

週刊きちじょうじでもイベント情報をお知らせしているので、ぜひチェックしてみてくださいね。

ということで、今回は吉祥寺界隈の多くの人がお世話になったであろう武蔵境自動車教習所を取材してきました!

武蔵境駅から徒歩5分、住宅街の中に位置する武蔵境自動車教習所は1960年8月1日に設立され、今年64年目を迎えます。週刊きちじょうじのサポーターとして昔から週きちを支えてくれ、つながりの深い教習所です。長く続く歴史の中のエピソードや教習所内の様子をお届けします!

入口を入った時から感じる明るい雰囲気

中に入った瞬間、明るい空間が広がる武蔵境自動車教習所。それは室内が綺麗なだけでなくスタッフのみなさんが笑顔で挨拶してくれるから。とっても気持ちよく迎えてくれました。

普段は免許を取得するのを目的に門をくぐる方が多いと思います。少しドキドキした気持ちを持つ方もいるかもしれませんが、温かく迎えてくてるスタッフのみなさんのおかげでほっとできる空間に感じられるのではないでしょうか。

入口を入ってすぐ左側には御案内カウンターが。スタッフさんの笑顔に思わずこちらも笑顔になります♡
入口正面にはデジタルパネルで当日の予定が映し出されます。

武蔵境自動車教習所で取得できる免許の種類は

●四輪免許

普通自動車(AT限定)・普通自動車(MT)・準中型車・中型車

●二輪免許

普通二輪車(400cc以下)・普通二輪AT車(400cc以下)・小型限定二輪車(125cc以下)・小型限定二輪AT車(125cc以下)・大型二輪車(400cc超)

となっています。

英語教習や手話教習も可能で、車椅子など障がいのある方へも対応されています。高齢者講習も毎日実施。また、ペーパードライバーの方向けのプランもあります。

さらに、提携保育園で無料保育が受けられるサービスも。パパやママも通えることができるのは魅力的ですね!

地域のみなさんのおかげで、ずっとここにいられます

以前、吉祥寺に武蔵野自動車学校(2004年11月30日閉校)があったのをご存知でしょうか。武蔵野自動車学校のオーナーと知り合いだった武蔵境自動車教習所の当時のオーナーは、時代に必要とされるかたちで教習所をオープンしました。1960年代は、日本国内の自動車保有台数が飛躍的に増加し、車社会化が始まった時期。車に憧れを持つ人も多く、教習所はなければならない存在だったといいます。

「今も地域のみなさまのおかげでたくさんの方が通ってくれています」と話はじめてくれたのは営業企画部長の國領さんと営業企画部の小林さん。お二人とも20年以上、武蔵野自動車教習所でたくさんの卒業生を送り出してきました。現在では大学生が4割、高校生が3割、社会人が3割ぐらいのバランスで教習生が通っているそうで「この地域で運営できていることを本当にありがたく思っています。ずっと地元にいる方の理解があり、新しくこの場所に来た人へも知ってもらえる。街の人も入れ替わっていくけど、それでも武蔵境自動車教習所がずっとかわらずにここにあるってことは、本当に地域のみなさまの理解があってこそなんです」と、住宅街の中にある教習所だからこそ、地元地域への感謝の気持ちが溢れていました。「音もそうだし、路上教習の車はドライバーのみなさまに迷惑をかけてしまうこともあると思います」と申し訳ない気持ちを持ちつつも「教習生ご本人に頑張っていただく必要があります。私たちも一緒に頑張って運転免許をご取得いただきます!」との言葉には熱意がこもっていました!

教習所の役割を越えた教習生とのエピソード

免許を取得しようとする理由は人それぞれ。國領さんと小林さんは「みなさま、免許が仕事で必要だったり、親に言われて今のうちに、という方もたくさんいますが、中には年齢を重ねてから免許取得をめざして通われる方もいらっしゃいますよ」と、話してくれました。

どなたか印象にのこったエピソードを持った教習生はいましたかと聞いてみると「ものすごく印象的な方がいたんですよ」と話を続けてくれました。「中年女性の方が突然受付をされて、ご入所されたことがあったんです。その方、最初はスタッフに辛く当たったり、落ち込まれた表情をされていたのですが、インストラクターも粘り強く寄り添い続けさせていただきました。そしたらだんだん顔つきも明るくなって、最後は免許取得をすごく喜んでくれました。あとから聞いたお話だと、ちょうど身内の方を亡くされた直後で途方にくれていた時に、たまたま目に入った教習所になんとなく入ってしまったと。通っているうちに自分のやるべきことが見えてきて気持ちも上向いていかれたんでしょうね。今では福祉関係の送迎ドライバーの仕事をされていると伝えに来てくださいました」と、教習所の枠を越えてひとりの人生を変えたエピソードもありました。

また、「親御さんを交通事故で亡くされているお子さんが免許を取りにいらっしゃったこともありました。あと、定年退職した旦那さんが奥さんを助手席に乗せて旅行に行きたいからと退職後の夢を叶えに来てくれる方もいましたよ! 色々な方がいる中で、教習とは何かというのをいつも考えます」ともお話してくれました。

教習所の中をご紹介

お話を聞かせていただいたあとは施設見学もさせていただきました。

高速教習の時に使うシュミレーター。
武蔵境自動車教習所のゆるキャラPikku(ピック)くんもいる廊下の椅子

注目はVIPルーム!!

VIPルームの受付にも笑顔のスタッフさんが!
広々して静かな空間のVIPルーム①
酸素カプセルがあるのには驚きました!
おしゃれで落ち着くカフェのような雰囲気のVIPルーム②

そしてコースはこんな感じ!

写真の中に教習所の名物キャラ運転免許くんがいます。見つけられますか?笑

この広いコースの中で各イベントが行われます。

地域還元型のイベントは30年続く伝統行事になっています

「教習所に通うのは免許を取るのが目的なんですけど、その方が変わるチャンスでもあるんですよね。そこを伴走できることにやりがいを感じます」と國領さん。「免許を取得したあと、ずっと車やバイクを楽しんでもらいと思っています。楽しんでもらうために自分たちがいると思っています!」と小林さん。楽しむためのルールを知ってもらい、技術を身につけてもらうことに全力で向き合う武蔵境自動車教習所のみなさん。冒頭で触れた地域への感謝を持ち続け、地域還元の意味も込めてサマーフェスタや餅つきなどのイベントも開催されています。そして各イベントでの売上はすべて、武蔵野市民社会協議福祉会や、地域の福祉施設などに寄付されているとのこと。みんなが幸せになるサイクルが生まれています。

週刊きちじょうじ読者のみなさんへメッセージ

「教習所って目的がないと入りにくいと思いますが、気軽にロビーへ入ってきてください! イベントだけに参加するだけでもOKですし、みんなが未来を楽しめるように地元を盛り上げていきたいと思います! あ、あとはみなさん、週刊きちじょうじ、よく読んでください♪」(ありがとうございます!!)

教習生に対してだけでなく地域への愛が溢れていました。免許を取る時間が楽しい期間になりそうな武蔵境自動車教所。季節のイベントも楽しみにしていてくださいね!

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詳しくはホームページでご確認ください。

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