吉祥寺駅北口から徒歩5分、昭和通り沿いに位置する「藤村女子中学・高等学校」。まもなく創設100周年を迎える、吉祥寺の伝統ある私立中高一貫校です。このコラムでは、藤村の先生が身近な豆知識を楽しく紹介します。授業では聞けない?! 先生ならではのお話をお楽しみください。

町に隠された「社会科」のヒント

執筆者：社会科・黒田佳菜

今月担当の社会科です！

私たちが暮らす町の中には、社会科につながるヒントがたくさん隠れています。たとえば地名。「宿」や「辻」といった名前は、かつて旅人が行き交った宿場や交通の要所を示していますし、「新田」「開町」などは江戸時代に開発された土地を意味しています。

また、道路にも歴史があります。現在の国道や県道の多くは、昔の街道をもとにしています。車で走る道が、何百年も前に人々が歩いた道と重なっていると思うと不思議ですね。

社会科は過去と現在、そして未来をつなぐ学びです。何気なく通る道や看板に目を向けると、町の成り立ちや人々の暮らしの工夫が見えてきます。日常の景色の中に、小さな発見を探してみませんか。

執筆者のプロフィール

社会科・黒田佳菜

今年の4月から藤村女子中学・高等学校社会科に入職しました、黒田佳菜と申します！　社会人として5ヶ月が経ち、日々生徒たちから刺激をもらいながら楽しく過ごしています。これからも「人生楽しんだもん勝ち」をモットーに、何事にも楽しみながら挑戦していきたいです。

大学時代に何度か訪れたことがある吉祥寺ですが、この街で先生として働くことになったのは何かのご縁に感じています。これから吉祥寺の街についてどんどん知っていきたいです！