考古学は、遺跡に残るモノや痕跡から人の暮らしや文化を研究する学問です。井の頭池遺跡群出土資料などを用いて、考古学の先生から旧石器時代、縄文時代の研究方法について学びます。
将来、考古学を学んでみたい方、研究について興味のある方、ぜひはじめの一歩を一緒に踏み出してみませんか。

プログラム

第1回「土器から縄文人にアプローチ」

土器の製作、文様装飾、使用について、胎土分析、土器焼成実験、文様割付け、年代測定、同位体分析、圧痕レプリカなど自然科学的方法や実験考古学的手法などを含めて解説します。
講師：小林 謙一 氏（中央大学文学部教授）
日時：2025年12月7日（日）13:30～15:00

第2回「縄文人の「いい感じ」 本物にふれて知る喜び」

縄文遺物のわからないこと、わかること、縄文人にとっての「いい感じ」とは。縄文土器や磨製石斧、石ころを観察して、縄文人と私たちの「いい感じ」を探ります。
講師：堀江 武史 氏（文化財修復家・府中工房主宰）
日時：2025年12月13日（土）13:30～15:00

第3回「縄文石器を読む」

石器からどんな情報を引き出すことができるか、実際の石器を使い解説します。また、最近研究を行った縄文時代後・晩期の栃木県南部の黒曜石流通境界についても解説します。
講師：大工原 豊 氏（國學院大學栃木短期大学日本文化学科教授、國學院大學文学部兼任講師・研究開発推進機構共同研究員、青山学院大学非常勤講師）
日時：2025年12月21日（日）13:30～15:00

第4回「縄文の右撚りと左撚り、撚り合わせと巻き付け -武蔵野市の縄文早期撚糸文土器について-」

数多くある「縄文」の種類の中から「撚糸文」に注目し、解説します。また、市内遺跡出土の撚糸文土器（よりいともんどき）を観察して、文様をつける道具「縄文原体」を作り、土器の製作工程を体験します。
講師：金子 直行 氏（（公財）埼玉県埋蔵文化財調査事業団技能員）
日時：2026年2月7日（土）

第5回「縄文人の装身具,漆塗櫛とその造形」

縄文時代の装身具には、耳飾りや腰飾り、櫛や簪などがあり、赤漆や黒漆を塗った櫛が発見されています。漆塗り櫛の作り方や造形から、縄文人の装身具について解説します。
講師：工藤 雄一郎 氏（学習院女子大学国際文化交流学部 日本文化学科教授）
日時：2026年3月29日（日）13:30～15:00

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申し込み締切：2025年11月18日（火）　※定員をこえた場合抽選

申し込み締切：2025年12月7日（日）
※いったん締め切りましたが、席に余裕があるのでご希望の方はお申込みください。先着順で定員となり次第締め切りです。
（2025年12月5日更新）