5月3日・4日はキチオン38(吉祥寺音楽祭)!モヒートと「チョリパン」片手に音楽を楽しもう!

キチオンは、吉祥寺で1986年(昭和61年)から続く、まちの人が作る手作りの音楽祭。今年は5月3日・4日の2日間吉祥寺駅北口駅前広場特設会場で開催されます。

「チョリパン」片手に音楽を楽しもう!

さて、フェスに必要なものといえば音楽となんですか?そう、クールに冷えたキーンとくるやつだZE!もちろんキチオンではそのあたりも抜かりなく、吉祥寺でRUM専門店といえば誰もが思い浮かべる、SCREW DRIVERさんが十数年ぶりに(!)オフィシャルモヒートバー&キッチンがオープン。

フードとして提供されるのは、アルゼンチンのソールフード「チョリパン」です。耳慣れない方のために解説しておきますと「チョリパン」とは、肉汁がジュワワっと溢れ出すチョリソーを、香ばしく焼き上げたパンで挟んだアルゼンチンの国民的なファストフード。音楽とお酒に酔いしれながら口いっぱいに頬張れば、気分もライムに弾け飛ぶはず。そのままラムを探求したくなったら、そのままお店に吉祥寺ラムホッピングはいかが?(とは、SCREW DRIVERさんの弁)。

GW期間中は街中が音楽祭に!

下記の会場では連休初日からサポートイベントも開催されます。また、5月6日には「吉祥寺アロハフェス」も4年ぶりに開催されるので、GW期間中の吉祥寺は、街のあちこちで音楽やダンスを楽しめますよ!

元町街角Big Band JAZZ Live(両日13時スタート)

コピス吉祥寺A館正面ウッドデッキ(吉祥寺デッキ)

街角JAZZ TIME(5月3日14時スタート)

吉祥寺ロフト1階ピロティ

※平和通りステージ、SEIYU✕サンロードステージ、吉祥寺公園通り商店街・東急百貨店ステージのイベントは既に終了。

出演アーティスト

食い意地の張った編集部、先にフードから紹介してしまいましたが、出演アーティストをご紹介。それぞれのアーティストさんのYouTube公式ページから、これは!と思うものをリンクしていきます。

5月3日「キチジョージ ミュージックパーク Day1」出演アーティスト

Taku

橋爪もも

HONEBONE

星影のロゼット

xiangyu

ぜったくん

toitoitoi feat.近藤康平

最新のタイムテーブルは公式サイトをご確認ください。

5月4日「キチジョージ ミュージックパーク Day1」出演アーティスト

irodori

ITAZURA STORE

ONIGAWARA

眉村ちあき

トミタ栞

ROLLY

タイムテーブルは、こちらも公式サイトをご参照くださいね。

ところで、どんな経緯で始まった音楽祭?

1986年(昭和61年)は吉祥寺駅前広場の用地買収が完了し、整備が始められた年。駅前広場が完成したのは翌1987年(昭和62年)3月のことで、第1回の吉祥寺音楽祭は、まだ整備中の広場に仮設ステージを建てて(!)開催されました。

完成当時の吉祥寺駅北口駅前広場(写真は平成4年刊行の「吉祥寺〜まちづくりのあゆみ〜」より。今とほぼ同じ姿がこのときにできたんですね。

始まった当初の吉祥寺音楽祭は、ジャズやロック、フォークソング等から始まったフェスティバルでした。吉祥寺は元々、最盛期にはジャズ喫茶が十数軒あった「ジャズのまち」。1986年当時、企画の中心に立ったのは、大型店が続々と進出するなど、まちが大きく変わっていく最中を目の当たりにした吉祥寺の若手経営者が中心となって設立した「吉祥寺商業コミュニティ懇談会」の人たちです。ひとつひとつのお店という枠を超えて、吉祥寺という街の(今でいう)ブランドイメージの強化や情報発信に注目して制定した「吉祥寺の高度情報化」というビジョンの下、「吉祥寺音楽祭」と「吉祥寺薪能」を始めたのでした。

平成元年(1989年)に開催された第4回吉祥寺音楽祭は、武蔵野市開村100周年記念イベントに指定されたこともあり、大きく盛り上がりました。第10回吉祥寺音楽祭では、ジャズパラダイス'95と銘打って、ジャズコンテスト等も行われています。昔から吉祥寺に住んでいる人にとっては、吉祥寺音楽祭といえばジャズ、というイメージが強い人も多いかもしれません。

そんな吉祥寺音楽祭は、ホコ天パレード、吉音スーパーステージ等様々なコンセプトで展開され、新型コロナウイルス感染症の影響を受けながらも、2021年に「キチオン」としてリニューアル。2025年の40周年に向けて回を重ねています。

こちらは昨年の様子を伝える本誌2461号。新型コロナウイルス感染症流行からの再開に注目。