【週末開催】観て・知って・考えて…… 「映画」に浸る週末を過ごしませんか?

「いやぁ、映画って本当にいいもんですね」

これは映画評論家の水野晴郎(本名・水野和夫)氏が言った言葉ですが、まさに言葉通りですよね。2〜3時間位の映像を観ただけなのに、私達の頭の中には新しい物語・知識ができています。それはまるで短い人生を体験してきたかのようです。
私はフィクション・ノンフィクション問わず、そんな物語を追体験させてくれるところに映画の良さを感じています。

ところで、みなさんも映画を観ることはあると思いますが、その映画の感想をシェアし合った体験はどのくらいお持ちでしょうか? 一緒に映画を観た家族・友人と話したことはあると思います。ですが、劇場で居合わせた人全員の感想を聞くような経験はないでしょう。
同じ作品を観ても感じることは人それぞれ。「そんな着眼点もあったんだ!」と、刺激になること間違いなしですよ!

「でもそんな機会なかなかないし……」と思ったそこのあなた、なんと今週末にその機会があるんです! しかも2回!
今日は映画を観て、その感想をシェアし合うイベントを2つ、ご紹介しますよ!

【6月24日(土)】『歩く』ってなんだろう?「シネマティックカフェ in 武蔵野」

まずご紹介するのは武蔵野プレイスにて6月24日(土)に開催される「シネマティックカフェ in 武蔵野」です。こちらのイベントは一つのテーマに関する映画、アニメ、文学、漫画、建築、都市、アート、音楽、サブカル作品を紹介・鑑賞した後、皆で自由に話し合うあうアートカフェとなっています。

「シネマティックカフェ in 武蔵野」が取り扱うテーマは様々。これまでには色として、「空白・潔白・余白」など象徴としての『白』をテーマとした回や、「(パブリックスペースとしての)広場」を主軸に作品を鑑賞した回が催されていました。

そして今回のテーマは『歩くこと』。『ラサまでの歩き方』(2015 チャン・ヤン)や『転々』(1999/2007 藤田宜永/三木聡)『クラウドスケープ』(2010 トランスソーラー&近藤哲雄)『夜は短し歩けよ乙女』(2006/17 森見登美彦/湯浅政明)などの作品を鑑賞し、そこで感じたことを話し合います。

「自分の感想を人に発表するなんて……」と怖がらなくても大丈夫。参加に専門的知識は必要ありません。作品に触れて感じたこと・思ったことを発表してみましょう。「視野を広げたい、分野外だけれど少し興味がある」といった方はもちろん、「ただ知りたい、聞くだけでいい」という方も歓迎とのこと! 他の人の感想も聴きながら視野が広がっていく様を楽しみましょうね。

参加したい方は氏名、連絡先を記入のうえ、概要内のメールアドレスへお送りください。
参加費用は500円、飲み物の持ち込み自由となっています。

「シネマティックカフェ in 武蔵野」概要

シネマティックカフェ in 武蔵野

  • 開催日
    6月24日(土)
    時間
    18:30-20:00
  • 料金など
    事前予約制(定員10名様/定員になり次第締切) 氏名、連絡先を記入のうえ、事前にメールにてご予約下さい 500円(資料代含む) 飲み物はご自由にお持ちください
    お問い合わせ
    info@cinematicarchitecturetokyo.com
    会場

    武蔵野プレイス

    〒180-0023 東京都武蔵野市境南町2丁目3−18

  • 主催
    シネマティック・アーキテクチャ東京

【6月25日(日)】ドキュメンタリー映画「ザ・トゥルー・コスト」からみる『フェアトレード』の現状とは?

次に紹介するのは成蹊大学で6月25日(日)に開催される映画「ザ・トゥルー・コスト」から見るフェアトレードと女性のエンパワーメントです。こちらは武蔵野市の男女共同参画フォーラム2023の一環として開催されるイベントです。

このイベントでは2018年からむさしの地域でフェアトレードを推進している「フェアトレードむさしの」さんの進行のもと、ドキュメンタリー映画『ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~』を鑑賞し、その後の女性たちとフェアトレードの現状についてゲストとともにディスカッションします。

映画『ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~』とは

鑑賞する映画『ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~』は、バングラデシュにある商業施設「ラナ・プラザ」の崩落事故をきっかけに、ファストファッションに焦点を当てた2015年のドキュメンタリー映画です。低賃金で働く女性たちの生活や環境を知り、行き過ぎた物質主義の問題から、ひとりひとりの選択の大切さを考えます。

私達が今着ている服ですら、もしかしたら誰かからの搾取の果てにあるものなのかもしれません(そうでないと信じたいですが)。そんな気づきをくれるのも映画鑑賞の魅力の一つ。イベントではファッションビジネス学会FashionGood研究部会「FashionGood lab.」を主宰する山口大人さんをゲストに招いたパネルトークも開催されるので、フェアトレードやサステナビリティ、SDGsについて理解を深めることもできますよ!

また、地域でフェアトレードを推進する団体や企業・学校等の活動や取り組みが集まる「フェアトレードの今と地域のサステナビリテイ展」も開催されます。ブース出展やフェアトレードやサステナビリティ、SDGsに取り組む地域の方々との交流も楽しんでくださいね!

『映画「ザ・トゥルー・コスト」から見るフェアトレードと女性のエンパワーメント』概要

映画「ザ・トゥルー・コスト」から見るフェアトレードと女性のエンパワーメント

  • 開催日
    2023年6月25日(日)
    時間
    13:00~16:30
  • 料金など
    無料
    お問い合わせ
    会場

    成蹊大学

    〒180-8633 東京都武蔵野市吉祥寺北町3丁目3−1

  • 主催
    武蔵野市 企画運営 フェアトレードむさしの 協力 ・武蔵野市立男女平等推進センター企画運営委員会 ・成蹊学園サステナビリティ教育研究センター ・FashionGood lab.