吉祥寺人の暮らしを支える縁の下の力持ち!50周年を迎えた不動産会社「リベスト」

いよいよ12月に突入です!あっという間に2023年も駆け抜けていきそうですね。

今年は吉祥寺のお祭りやイベントも通常通りに開催できたものが増え、コロナ前の状態に戻ってきたと実感する機会も多かったのではないでしょうか?

経済面だけでなく人の心にも大きなダメージを与えたコロナ禍生活で、吉祥寺にあるお店や人も、それぞれが工夫をして乗り越えてきました。ここへきてやっと、その時の大変さを振り返る余裕も少しずつ生まれているように感じます。いつも通りの活気も、変わらない時間が流れることもかけがえのないことですね。

さて、そんな通常モードに戻ってきている吉祥寺という街にコロナ期間はもちろん、長年寄り添ってきた会社があります。吉祥寺を代表する会社のひとつ、不動産を扱う「リベスト」 です。

キツツキの親子がポイントになっている赤いロゴは、見たことある!という方が多いのではないでしょうか。今回は 2022年に創業50周年を迎えたリベストの専務取締役 荒井弘美さんにお話を伺ってきました。

専務取締役 荒井弘美さん
株式会社リベスト創立50周年記念誌

「直感!」から生まれ変わったリベストの発展

住みたい街ランキングで常に上位に入っている吉祥寺。実際に住むとなった時に頼りになるのが、吉祥寺エリアの不動産を50年以上取り扱っているリベストです。地域に密着しているリベストは、貸主さんから直接、斡旋・管理を依頼された物件が多く、お客さんへの物件紹介はスピード感があり安全で安心だと評判です。

元々は三鷹に「共同企画開発」という名前で構えていた会社ですが、38年前に社名を変更しLIVE BESTをテーマにリニューアルされました。社名の変更と同時にロゴマークを決める際には、電車に中吊り広告を出し、ロゴマークに入るキツツキのキャラクターの名前を一般公募しました。数百人の応募の中から「ペッキーちゃん」と名前が決まり、今もリベストのキャラクターとして愛されています。なぜ鳥にしたのかを荒井さんにうかがうと「直感!」と即答。「犬や猫がいいに決まってるよ」という社内の声が多かったそうですが絶対に鳥が良いという直感を譲らなかったそうです。確かに考えてみると、自分たちで巣作りをしヒナを育てていく姿は、家を建てたり探したりする人の姿と重なります。「私が鳥が好きで、自由に空を飛びたいなって思ってるから」とお話してくれましたが、荒井さんのそれまでの様々な経験が直感となり正解を導き出していたのかもしれません。

三鷹にあった一軒の不動産屋さんは会社の名前やロゴを一新して生まれ変わり、時代の流れと共に発展していきます。

1972年 「共同企画開発株式会社」設立

1978年 本社を吉祥寺に移転

1987年 「共同企画開発株式会社」を「リベスト」に改称

1991年 リベストギャラリー「創」オープン

    中道通り店オープン

1998年 ダイヤ街店オープン

2000年 吉祥寺南口店オープン

2011年 「東北物産館」開設

2018年 武蔵境店オープン

不動産業から広がるウェルビーイングな活動

不動産業をメインに運営をしてきたリベストですが、上の年表にもあるように1991年4月にはアート事業をスタート、2011年には東北物産館を開設します。

リべストギャラリー「創」は今では漫画家の聖地と呼ばれる程になっています。

リベストギャラリー創

高校時代からデザインを学んできた荒井さんは「ギャラリーって半地下だったり2階だったり、なかなかひと目につかない場所が多かったんですよ。なので作家さん目線でのギャラリーを作りたかった。」と話してくれました。4.5m×6mの大きな窓は強化ガラスで建築上の問題もクリアしており、通りすがりの人にも見てもらえるようにデザインされています。作家さんたちが自分の世界観を表現しやすいように内装もできるだけシンプルにと、徹底的に作家さんファーストのギャラリーにこだわりました。

リベストギャラリー 創

〒180-0002 武蔵野市吉祥寺東町1-1-19

営業時間 12:00~18:00

地域支援事業の東北物産館

地域支援事業の東北物産館2011年3月11日の東日本大震災で被災した東北に復興に向け、リベストは同年10月1日に東北物産館を出店しました。継続的な支援を前提とし東北六県から直接仕入れた食品などを販売しています。現在は武蔵野市の子ども食堂に野菜を提供したり、東北支援をする成蹊大学などの学生ボランティアに商品を卸すなどの活動もしています。支援が支援につながる循環が生まれています。

東北物産館

〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-11-24 2F

営業時間 11:30~18:00

ギャラリーや物産館の他にも留学生支援や地域食堂の運営サポート、会津若松のまちづくり支援などの活動を通じ、吉祥寺の枠を飛び出したところでも積極的な社会貢献の活動をし続けるリベスト。2022年からは女子ラグビー日本代表の選手の津久井 萌選手を採用し、スポーツ・アスリートへの支援にも力を入れ始めました。どの活動も「人」を起点に始まった事業。街や時代の変化に柔軟に対応していく姿勢は、さすが吉祥寺の老舗不動産やさん! と誇らしい気持ちになります。

リベスト50周年式典

去年2022年に創立50周年を迎えたリベスト。2023年11月7日(火)と11月25日(土)に50周年式典を行いました。

2023年11月7日の式典の様子
荒井専務のご挨拶
鳳蘭さんがゲストで登場しました
荒井さんから鳳蘭さんへ花束贈呈
2023年11月25日の式典の様子
式典でのユニフォーム贈呈

昨年2022年に創立50周年を迎え、半世紀というひとつの節目を迎えたリベスト。11月7日(火)と25日(土)には50周年記念式典も行いました。
リベストへと社名とCIを変更したときには徹底的なマーケットリサーチから始めたという荒井さん。「当時はインターネットでってこともなかったから、駅前でインタビューをしたり会議室に人を呼んで、話を聞いたり。それで何を大切にしていけば良いか明確になったから、方向性も決まったんだよね。」と話してくれました。
当時はまだ女性が仕事で活躍しにくかった時代。「こうしよう!という私の提案を、社長である主人がやってみよう!って言ってくれたところが大きかったですね。今までの私の成果を認めて、受け入れてくれる人で良かったです。」とさらりと話す荒井さんからは、代表取締役の荒井伸吉さんとの夫婦の絆も伝わってきました。今後も柔軟に時代とニーズにフィットしていくリベストは吉祥寺を守り支えていく大きな力になることでしょう。

リベスト店舗

中道通り店 武蔵野市吉祥寺本町2-10-1 TEL:0422-20-6411

吉祥寺南口店 武蔵野市吉祥寺南町2-2-3 TEL:0422-40-2215

三鷹店 武蔵野市西久保1-6-21 TEL:0422-54-4435

武蔵境店 武蔵野市境2-2-25 TEL:0422-53-1234

サンロード店 武蔵野市吉祥寺本町1-11-24 TEL:0422-21-2522

久我山店 杉並区久我山4-2-29 TEL:03-3334-6767