スリランカ紅茶の専門店ムレスナティー東京で、身も心も温まる最高の一杯を

みなさん、そろそろ年末年始の慌ただしさから少し落ち着いてきた頃ではないでしょうか。お気に入りの紅茶でほっと一息ついてほしい、そんな気持ちを込めて、ムレスナティー東京店をご紹介します。

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芙蓉亭から受け継いだ土地は、紅茶の感動を味わえる場所へ

にぎやかな吉祥寺駅前から徒歩４分。穏やかな空気感ただよう敷地にスリランカの紅茶専門店のムレスナティー東京はあります。2020年に多くの人に惜しまれながら閉店したフレンチレストラン芙蓉亭（ふようてい）があった場所に2021年9月にムレスナティーがオープン。茶葉の栽培から管理されているこだわりの紅茶を味わえるスポットとして生まれ変わりました。

1階は紅茶ショップ。

目の前の紅茶ができあがるまで

ではさっそく、お茶会にぴったりの優雅な雰囲気あふれるムレスナティー東京をご紹介！と言いたいところですが、まずその前にムレスナティーの紅茶のお話をさせてください。ムレスナティーで味わえる紅茶はスリランカで作られています。スリランカは365日毎日茶葉が採れる紅茶大国。過去には低賃金で働く多くのプラッカー（茶摘みをする人）がいました。プラッカーの仕事環境を改善すべきだと考えたSLTFOA（スリランカティーファクトリーオーナー協会）はプラッカーの生活向上を呼びかけ、良質な茶葉を摘んできたプラッカーには高い賃金を支払うという仕組みづくりをスタートしました。さらに協会は茶葉の生産者にも、より良質な茶葉の生産をするように呼びかけました。

このような働きかけから、スリランカでは質の高い茶葉の生産が供給されるようになり、現在では、国営のオークションを通じて茶葉が取引されるようになりました。そしてこのオークションの責任者にもなっているのがムスレナティーの創始者であるアンスレムさんです。

環境立国を目指すスリランカでは茶葉の栽培に関する農薬の使用が厳しく制限されており、中でも「OZONE FRIENDLY」は最高品質の証。殺虫剤や科学肥料を一切使わない伝統的な栽培方法を行っているかが認証基準となっています。ムスレナティーもいち早くこの認証を取得し、全製品に品質保証をしています。

本物の紅茶をゆったりとした空間で味わう

入り口を入りショップを横目に階段を登ると、2階にはゆったりと寛いでティータイムを堪能できるスペースが広がっています。

席には紅茶の種類が書かれた紙が用意されており、来店した際に提供してもらった紅茶をチェックできるようになっています。この日、編集部がいただいたのは９種類の紅茶。中には水出し紅茶やティーソーダも。どの紅茶も香りが高く、とっても癒やされます。スタッフの方がオーダー時に好みの紅茶の種類や苦手なフレーバーを聞いてくれるので、自分の好きな味を存分に楽しめるのも嬉しいポイント。紅茶好きの人はもちろん、そうでない人もムレスナティーの空間と紅茶の味わいに感動するのではないでしょうか。

そして紅茶と一緒に注文したのは、ムレスナティー東京限定のケーキプレートとスコーンがコラボしているアフタヌーンティーセット。

プレートにあるキャンベルシャーベットとバニラアイスには吉祥寺で愛された芙葉亭を思い出してもらえるようにという想いが込められています。バスクチーズケーキとパウンドケーキ、ムレスナティーの茶葉が使われているスノーボールとワンプレートになることで、吉祥寺のストーリーを楽しめます。そして、２種類あるスコーンの１つはムレスナティーの神戸本店とおなじもの。しっかりとしたサクサクスコーンは愛され続けている逸品です。付け合わせにはシナモンクリーム・クロテッドクリーム・生クリーム・完熟果物を使用したコンフィチュールからセレクト。この日のコンフィチュールは柚子でした。甘みと酸味がバランスよく、スコーンとの相性もばっちり。美味しさに集中して思わず会話をすることを忘れてしまうほど。リピートしたいアフタヌーンティーです！２種類のスコーンの食べ比べも楽しんでくださいね。

「ついつい声に出したくなる」パケージの言葉と紅茶のネーミング

現在も茶産業の促進と保護に真摯に向き合い尽力しているムレスナティーの紅茶。取材時にお店でいただいたのは、ありがとうBLEND・楊貴妃の果実・チューリップローズ・フルーツフラワーティー・いちじくとアールグレイ・午後の果実・レモンアールグレイ・キャラメルクリームティー・パリでロイヤルミルクティーという種類の紅茶。ショップに並ぶ紅茶のパッケージのタイトルも「ついつい声に出して読みたくなっちゃう」「プレゼントしたい人に送りたいメッセージとしても素敵！」「自分へのエールになる」などの意見があり好評です。紅茶へのこだわりだけではない、手に取るお客様の心も掴むデザインに笑顔にならずにはいられません。