チャリティライブイベント「フクシマを思うシリーズ」 34回目のテーマは「原発事故で自主避難した少年がローマ教皇に会い、そして今、21歳で伝えたいこと」

画像提供=フクシマを思う実行委員会
画像提供=フクシマを思う実行委員会

2011年の東日本大震災以降、吉祥寺で開催し続けられているチャリティライブイベント「フクシマを思う」シリーズの34回目が、6月11日(火)に武蔵野公会堂で行われます。今回のシリーズのテーマは「原発事故で自主避難した少年がローマ教皇に会い、そして今、21歳で伝えたいこと」です。

第1部では、鴨下全生(かもしたまつき)さんによる講演会が行われます。2011年3月の福島第一原子力発電所事故当時、8歳で福島県いわき市から東京へ自主避難した鴨下さん。その後、生きることが辛くなるほどの理不尽な差別やいじめにあい、その苦しみをローマ教皇への手紙に書き綴りました。その後鴨下さんは、2019年3月にバチカン(ローマ教皇庁)に招かれ、ローマ教皇・フランシスコ教皇に謁見しました。そして2019年11月には、東京都内で行われた東日本大震災被災者との集いにおいて、17歳の鴨下さんは再びローマ教皇に会い、改めて原発事故の被害と理不尽を伝えました。講演では、原発事故の被害によって引き起こされる問題について話される予定です。

第2部では、俳優・アーティストの金子あいさんによる震災詩の朗読、第3部では日本を代表するオーボエ奏者、古部賢一さんの素晴らしい演奏も行われます。詳細は、金子あいさんの公式ウェブサイトでもご覧いただけます。このイベントを通じて当事者の声に耳を傾け、支援の一助となることを願います。

申込方法

(1)フォームでの申し込み

(2)電話、FAXでの申し込み(参加者の電話番号をお伝えください)

電話:090-2474-7911(鎌内)
FAX:0422-55-7351(チラシに記載されている申込票に記入)

来場時、受付にて予約した名前をお伝え下さい。※チケットは発行されません

出演者プロフィール

鴨下 全生(かもしたまつき)
福島県いわき市生まれ。2011年の福島原発事故を受けて8歳のときに家族と共に東京へ避難。政府による避難住宅の打ち切りや追い出し、裁判の中での国の主張を見聞きしながら育つ中で、いつまでも原発事故を反省しない政権に失望し、16歳の時にローマ教皇に手紙を送る。翌春、招かれてバチカンで教皇に謁見。更にその年の秋、来日したフランシスコ教皇に再会し、改めて原発事故の被害と理不尽を伝えた。福島原発被害東京訴訟原告。今は気楽な大学生。

金子 あい(かねこあい)俳優・アーティスト
東京藝術大学大学院環境造形デザイン修了。art unit ai+主宰。 2011年より「平家物語」を上演。2020年よりジャズベーシスト須川崇志と「平家物語~語りと弦で聴く」シリーズの舞台・映像を発表し続けている。「琵琶法師耳無譚」「千一夜物語」など古典を現代に繋ぐ作品を作り続けている。「子午線の祀り」、「雁作・桜の森の満開の下」、日生劇場「アリスのクラシックコンサート」「アラジンと魔法のランプ」、「石牟礼道子 六道御前」などに出演。2024年11月日生劇場のオペラ「連隊の娘」に出演予定。福島各地に足を運んでいる。能を喜多流・栗谷明生に、新内節を鶴賀流第十一代家元・鶴賀若狭掾(人間国宝)に師事。

古部 賢一(ふるべけんいち)オーボエ
東京藝術大学在学中の1991年に、小澤征爾率いる新日本フィル首席奏者に就任、2021年から特任首席奏者。第10回出光音楽賞をオーボエ奏者として初めて受賞。以後ソリストとして国内外の多くのオーケストラや世界的奏者、指揮者と共演を重ねる。海外での評価も高く、北ドイツ放送交響楽団、ベルリン・ドイツ交響楽団などに客演首席として招かれるほか、母校ミュンヘン音大での客員教授や国際コンクール審査員など、名実共に日本を代表する奏者である。サイトウキネン、宮崎、木曽、ルポンなどの音楽祭メンバー。東京音楽大学教授。札幌大谷大学客員教授。相愛大学特別講師。HPAC特別奏者。ソニー国際オーボエコンクール東京、日本音楽コンクールなどの審査員も長年務めるほか、2023年にはスイス・ムーリ国際コンクールにも招かれた。

フクシマを思うシリーズ34「原発事故で自主避難した少年がローマ教皇に会い、そして今、21歳で伝えたいこと」

  • 開催日
    2024年6月11日(火)
    時間
    開演 19:00(受付18:15/開場18:30)
  • 料金など
    2,000円/23歳以下無料(全席自由) ※入場料の一部は「未来の福島こども基金」他に寄付 申し込み方法 (1)申込みフォームでの申込み (2)電話、FAXでの申込み(参加者の電話番号をお伝えください) 電話:090-2474-7911(鎌内) FAX:0422-55-7351(チラシに記載されている申込票に記入) ※来場時、受付で予約した名前をお伝え下さい
    お問い合わせ
    090-2474-7911(鎌内) fkomou@gmail.com
    会場

    武蔵野公会堂

    〒180-0003 東京都武蔵野市吉祥寺南町1-6-22

    JR吉祥寺駅から歩いて2分

  • 出演
    【出演】 第1部 講演:鴨下全生(かもしたまつき) 第2部 朗読:金子あい 第3部 演奏:古部賢一(オーボエ)
  • 主催
    主催 フクシマを思う実行委員会 協賛 株式会社リベスト 株式会社麦 協力 むさしのFM市民の会