関かおり PUNCTUMUN『こもこも けなもと』

【こもこも】:多くのものが入り混じっているさま。互いに入れ替わって。
【けなも】毛なもの、おとなしい
【kena】喉の渇きをいやした、欲望を満たした、疲労した
【け】気、日々
【な】:大地、触れたものの表面
【もと】:元、最初に返る
【と】:処、たくさん

形がないものに触れるような、 目に見えないものを数えるような、 切れ目のないまま続いていくような「人間」と「私たちのいる世界」

これまで欧州数都市、モントリオール、釜山、NYで上演を行い、 国内外で活躍する振付家・ダンサーの関かおり率いる "関かおりPUNCTUMUN(プンクトゥムン)"が、吉祥寺シアター初登場。

ヒトやその他の動植物の生態や感覚機能に興味を持ち、 嗅覚から得る刺激を含めた作品に取り組む関かおりの最新作を上演します。

関かおり

5歳よりクラシックバレエを学び、18歳よりモダンダンス、コンテンポラリーダンスを始めると同時に創作活動を開始。2003年より作品を発表し、13年関かおりPUNCTUMUN(プンクトゥムン)設立。近年はヒトや動植物の生態や感覚機能に興味を持ち、嗅覚から得る感覚などを作品要素に取り入れた作品を国内外で上演。12年岩渕貞太との共作により横浜ダンスコレクション若手振付家のための在日フランス大使館賞、トヨタコレオグラフィーアワード2012次代を担う振付家賞、13年エルスール財団新人賞、17年日本ダンスフォーラム(JaDaFo)賞2016受賞。公益財団法人セゾン文化財団14~17年度ジュニアフェロー。主な作品:『むくめく む』(2020)、「うとぅ り」(2017)、「を こ」(2016)、「ミロエデトゥト」(2014)、「アミグレクタ」(2013)、「マアモント」(2010)。

関かおりPUNCTUMUN / Kaori Seki Co. PUNCTUMUN

PUNCTUMUN(プンクトゥムン)は、ラテン語のPunctum「小さな点、点紋、刺し傷」とフランス語のun「1つの」からの造語。1つの中に小さな無数の点があつまることを意味する。2017年以降、モントリオール(カナダ)、香港など海外からの招聘も多数。2019年、8月、イタリア、ドイツから招聘され、「WO CO(を こ)」を上演。2021年10月京都エクスペリメントにて「むくめく む」上演。