吉祥寺シアターダンス部2023「真夏のダンス・真夏の言葉」舞台の源流を探る中高生向けワークショップが開催

中学生・高校生のあなた、「日々の生活も演技・演劇の一部だ」と思ったことはありますか? その考え、深めてみる価値がありますよ。

今回紹介するのは舞台を作ることの源流を探究する夏の中高生向けワークショップ・吉祥寺シアターダンス部『真夏のダンス・真夏の言葉』。ダンス・演劇の経験がなくても大丈夫。身体を動かしたり、言葉を発したりして表現することの可能性について探ってみましょう。

言葉とダンスはどう「受け取る」ことができるのだろう?

2023年夏に開催される吉祥寺シアターダンス部のワークショップ『真夏のダンス・真夏の言葉』は、中高生を対象としたダンスと言葉を組み合わせた舞台作りの源流を探究するイベントです。

講師を務めるのはスペースノットブランクの小野彩加さんと中澤陽さんです。彼らは舞台作家の2人組で、舞台芸術の創作に取り組むコレクティブとして活動されています。2人は既成の概念にとらわれず、独自の新しい仕組みを研究し、舞台芸術の在り方と価値を追求しているんです。また、異なるアーティストとのコラボレーションも積極的に行われています。

2人が考えているのは、例えば「私たちの興味を口にしたり、身体を動かして伝えたりすることをそのまま舞台にしてしまえないか」ということ。
私達が普段口にする言葉や生活の所作は、演劇のセリフやダンスのステップとどう違うのでしょう? どちらも同じ発話という行動で、同じ身体の動きです。見方によってはあなたの日常の行動は「日常」という舞台上の演技なのかもしれないのです。

今回の吉祥寺シアターダンス部2023『真夏のダンス・真夏の言葉』ではそんな舞台の在り方を考えている2人とともに、「舞台を作ることの源流」を考えます。ダンスや言葉について考えながら、それをどう受け取る事ができるか、ある種とても簡単に見えるけど実際はとても難しい「受容」という行為の可能性を探っていきましょう。

ワークショップでは、季節を受容する「有季定型」の形式を用いて、言葉や身体を使って小さな上演を作る予定です。受容する季節は「夏」。参加者の個々のアイデアや表現が集まり、内容は多様に変化するでしょう。せっかくの機会です。あなたの「夏」の受け取り方と参加者みんなの考えをシェア・ミックスして、そこにいるみんなの「真夏のダンス・真夏の言葉」を発見しましょう。

ワークショップは2023年8月15日(火)&16日(水)の回と2023年8月17日(木)&18日(金)の回の2回に分かれています(全日13:00~17:00 / 原則2日間 連続参加)。対象は中学生から高校生で、ダンスや演劇の経験は必要ありません。身体を動かしたり言葉を発したりして表現することに興味がある方ならどなたでも参加できますよ。定員は10名で、先着順。申込みは専用フォームで受け付けています。

参加の際は、動きやすい服装、水筒やペットボトルなどの水分補給用具、帽子やタオルなどの暑さ対策用具、および筆記用具を持参するようにしてくださいね。また、詳細な問い合わせは吉祥寺シアターまでお願いします(電話番号:0422-22-0911)。

この演劇での「受容」の可能性というテーマ、実は私が大学生の頃に講義で出てきたくらい奥の深いテーマです。そんな大学レベルの難しいテーマに中高生のうちから気づけたあなたは十分にすごい! どうか思い切ってワークショップに参加して、あなたの考えを言葉にしてみてください。きっと大きなステップアップが待っていますよ!

吉祥寺シアターダンス部2023『真夏のダンス・真夏の言葉』

  • 開催日
    (1)2023年8月15日(火)&2023年8月16日(水) (2)2023年8月17日(木)&2023年8月18日(金)
    時間
    全日13:00~17:00
  • 料金など
    1,000円
    お問い合わせ
    会場

    吉祥寺シアター

    〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1丁目33-22

  • 出演
    小野彩加 中澤陽 アシスタント:古賀友樹
  • 主催
    吉祥寺シアター