吉祥寺が誇る人気スポットのひとつ、井の頭公園。正式名称は「都立井の頭恩賜公園」。スワンボートや動物園も有名ですよね。大正6年に開園した井の頭恩賜公園は、2017年になんと！開園100周年を迎えました。

恩賜（おんし）というのは天皇から物を賜ることを意味します。当時、皇室から東京市（現在の東京23区）に与えられた初めての公園が井の頭恩賜公園。駅からも近く、街の一部になっている自然豊かな公園なので、吉祥寺に住む人はもちろん、吉祥寺に遊びに来る人や仕事に来る人も、井の頭恩賜公園での思い出エピソードをお持ちかもしれません。

さて、この歴史ある井の頭恩賜公園では2007年1月13日から井の頭公園アートマーケッツが開催されています。アートマーケッツは、手づくりのアート作品が展示販売されたり、パフォーマンスが見られる週末のイベントです。土日の井の頭公園で似顔絵描きや手作りの小物を広げていたり、楽器演奏やパフォーマンスを行っているのを見たとがある！という方も多いのではないでしょうか。桜のお花見の季節や年末年始はお休みですが、毎週土・日・祝日の9:00〜17:00に開催されています。

このアートマーケッツのキャストを中心に、地域、市民の皆さんと秋の井の頭公園を満喫するイベントとして開催されるのが「井の頭感謝祭」です。新型コロナウィルス感染症拡大防止のため令和2年度、3年度は開催見送り、令和4年度は雨天中止になってしまいましたが、今年こそ開催！「井の頭感謝祭2023」。実質４年ぶりになります。

平成30年（2018年）から開催しているこのイベントは、手作り体験やお買い物特典など、大人から子どもまで楽しめる企画が盛りだくさん！　ぜひぜひ時間と内容をチェックしてみてくださいね！

正式名称：アートマーケッツ井の頭感謝祭2023

日付：2023年11月18日(土)※雨天の場合は19日(日)に延期

時間：11:00-16:00

会場：都立井の頭恩賜公園 野外ステージ広場

作家さんと一緒に手作り体験＆小さいお子さんも参加できるアート体験！

作家として活動しているアーティストの方々と一緒にワークショップができるのも、このイベントの嬉しいところ。

普段は挑戦しないことや自分では思いつかないことを体験、子どもも大人も刺激の多い楽しい時間になりそうです。

「アートでつくろう」は４歳以上からの参加になりますが、「アートであそぼう」は２歳以上や、どなたでも参加できるというものもあります。

秋空の下、緑に囲まれた公園で芸術の秋を満喫してくださいね！

お買い物特典で手作り景品をゲット！

井の頭恩賜公園で毎週開催されているアートマーケッツでは2023年10月21(土)〜2023年11月18(土)（※18日が雨天の場合は19(日)まで）の期間、各アートキャストから作品を購入したり、当日の「アートでつくろ」に参加すると1回の会計につき引き換え券が1枚もらえます。感謝祭当日は、2枚の引き換え券でアートキャストの手作り景品と交換できるという嬉しいシステムです！　景品は先着順なのでお早めに。たくさんの作品の中から選ぶ楽しみも味わってくださいね。

開園100周年記念事業の一環だったアートマーケッツ。利用者や地元市民からの声で事業継続となりました。

井の頭恩賜公園が開園100周年を迎えるにあたり、記念事業の一環として2006年に生まれたのが、井の頭公園アートマーケッツでした。手づくりアート作品やパフォーマンスの出展が、年間登録制で認められたのは全国初。「公園を核とした賑わい創出」を目的に、「手づくり文化の発信」「公園利用のマナーアップ」など公園管理の適正化と活性化を図ることが目的とされています。

2018年に事業は終了を予定していましたが、地元市民や出展登録者から存続を希望する声があがり、武蔵野市、三鷹市などの協力を得て東京都西部公園緑地事務所が事務局となり「井の頭公園アートマーケッツ運営委員会」を設立。2019年9月から新たなアートマーケッツがスタートしました。

井の頭恩賜公園はたくさんの植物が自生し、様々な生き物が暮らしてる貴重な場所です。公園内にある井の頭池も江戸時代から有名な景勝地で、現在も水質改善をされながら守られています。また、自然だけではなく競技場、テニスコート、野球場、動物園やジブリ美術館などの施設があり、この100年で人にも役立つ発展をしてきました。大切にされ続けているこの公園を次の100年へも繋げていきたいですね。