2024年3月16日（土）と17日（日）の2日間、こどもたちが働くことの面白さと難しさを学ぶキャリア教育イベント「こども夢の商店街」がコピス吉祥寺にて初開催します！　こども夢の商店街では、小学生が「お店屋さん」を開いたり、あらかじめ設けられた職場「オシゴト」で働くことができます。お給料になるのは「おむすび通貨」。一般のお客さんも”おむすび通貨”を購入して、こどもたちのお店やさんでお買物に参加することができますよ！

キャリア教育ってなあに？

おうちに学生がいると「キャリアパスポート」を見たことがある方もいるのではないでしょうか。キャリアパスポートとは、学年ごとに子どもの目標やできるようになったことが書かれており、家庭や担任の先生からのコメントが添えられている記録のこと。キャリア教育とは、子ども一人ひとりを自立に向け、必要な能力や態度を育てることです。子どもが家の中でお手伝いをするのも立派なキャリア教育ですよね。今回コピス吉祥寺で開催される「こども夢の商店街」は社会とのつながりを体験できるキャリア教育イベントです。

参加される方はまず、「オシゴト」か「お店屋さん」を選ぶところからはじめましょう！

「オシゴト」は働いた分のおむすび通貨がお給料に

アナウンサー・警察官・銀行員など、ハローワークで選ぶ「オシゴト」。現在、予約で満員となっておりますが、当日キャンセルの状況次第では、予約なしでの参加が可能です。詳しくは、ピンクの服を着た現地スタッフにお尋ねください。受付場所は「領事館」（領事館と設定されているコピス内の場所）。領事館での受付を終えたらオシゴトを探しに「ハローワーク」へ。ハローワークの求人票の中からお子様ご自身がオシゴトを選びます。会場での働き方、お給料のもらい方、各職場の場所がお子様に伝えられ、各職場では学生ボランティアスタッフがお子様をサポートしてくれます。基本的に保護者の付き添いは不要です。20分オシゴトで働くとシールを貼ってもらった求人票を持って「銀行」に行き、お給料（おむすび通貨）を受け取ることができます。もらったおむすび通貨は会場内の子どもたちのお店で買い物ができるという仕組みです。

領事館、ハローワーク、銀行の場所や予約されている方の登録時刻は開催2日前の2024年3月14日（木）に公開されるのでチェックしてみてくださいね。

そしてすごいのが、余ったおむすび通貨が商品券として使えるということ。地域のパン屋さんやケーキ屋さん、文房具店などで使うことができます。おむすび通貨が使えるお店屋さんは当日配られるチラシやHPから確認できます！

「お店屋さん」はおむすび通貨を自由に稼ぐ

手作り品、おもちゃ、衣類、漫画などを売るお店、ゲームができるお店、何かをしてあげるお店など、自分のお店を開いて、おむすび通貨で売り買いできるのがお店やさんです。どれだけ売れるかは自分次第！　1日で100むすびかせぐ子もいるそうです。おむすび通貨は会場のこどものお店屋さんやお米屋さんで使える本物のお金。オシゴトのお給料と同じく、おむすび通貨は、お米に交換したり、ケーキ屋さん、文具店、レストランなどの本物のお店でも使えます！

こども夢の商店街がはじめて、という方に向けて、準備から当日までをめいっぱい楽しんでもらえるよう、お店屋さんガイダンスを随時リモートで開催しているので要チェックです！

保護者の皆様への注意事項

・お子様の見守りをされる保護者の方のマナー違反は、こども夢の商店街の存続に関わりますので、以下のことを強くお願いいたします。通路、専門店の出入り口、ディスプレイ前での見守りは、絶対におやめください。行列に付き添われる時は、一般のお客様の通行に支障がないように十分にご配慮ください。

・その他、会場内ではスタッフの指示を守ってくださいますよう、ご協力お願いいたします。なお、こども夢の商店街は、多数の学生ボランティア（こどもサポーター）に支えられて運営しています。こどもサポーターの活躍も、あたたかい目で見守っていただければ幸いです。

「おむすび通貨」を通して、働く意味や経済の仕組みを学んでみよう！

「こども夢の商店街」は、創意工夫して取り組む「お店屋さん」と、銀行や警察などのこども夢の商店街の運営に携わる「オシゴト」に挑戦することで、子どもたちが働くことの面白さと難しさを学ぶことができます。お店屋さんでは、食べ物・飲み物以外で、何を売るか、どんなサービスをするかを子どもたちが自由に考ることができます。繁盛するところもあれば、全然売れないところもあるそうです。それでも、こういうものを売るといい、こうすれば売れる、といった大人目線での指導はあえて一切しないとのこと。また、お給料をもらえたとしても、オシゴトがうまくできずに全く人の役に立てなかったと感じてしまうこともあります。再チャレンジするかどうかは、完全にこどもたちの自由ですが、周りの子どもたちに触発され、多くの子どもが果敢に再チャレンジするそうです。

子どもたちは、自分でお店を経営する経験や、数々のオシゴトへの挑戦を通じ、自ら学び、自ら考え、判断して行動できる力を楽しみながら身につけていきます。そして自分で働いて得たおむすび通貨を使うとき、自分が暮らす地域で働く様々な大人と出会うことになります。そこでは、自分自身も、相手の大人も、働くことでそのお金を受け取っているという働く意義と経済の根幹を実体験として学ぶことになるでしょう。

家庭の外で社会とのつながりを体験できる「こども夢の商店街」。ぜひお子様の成長や新たな一面を近くで見てみてくださいね！