音楽がジュースよりも安い時代。皆さん、音楽を”なんとなく”聴いていませんか？
私は先日音楽ライブに行く機会があったのですが、演奏に奏者の楽しそうな気持ちが乗っているのを肌で感じ、音楽を生で観る・聴くことの楽しさを身をもって体感したんです。普段イヤホンで音楽を聴いているだけでは味わえない感覚だったなぁ……。
「音楽が伝えてくれる高揚感を色々な人に味わってもらって音楽の楽しさを共有したい！」
そんな気持ちを抱えていたらぴったりな演奏会が2023年6月10日、武蔵野市民文化会館で開催されるとの情報が入ってきました。それはオーケストラ「PAN NOTE MAGIC」のコンサート。「スティールパン」と呼ばれる楽器を演奏する皆さんは見るからに楽しそうで、きっとあなたもコンサートに行きたくなりますよ！
さっそくご紹介しますね！
まずはこちらの動画を観てみてください……
どうですか！？ すごく楽しそうに演奏されていますよね！
こちらは「PAN NOTE MAGIC」さんの演奏なんですが、奏者の方々が演奏していた楽器に注目してみてください。なんだか太鼓のようで太鼓とは違う、変わった形をしていますよね。
あの楽器が「スティールパン」。カリブ海に浮かぶ島国トリニダード＆トバゴで生まれた楽器で、ドラム缶を加工して出来ているんです。ドラム缶で出来ているとは思えない美しい音色でしたよね！ あの優しい音色は「世界で一番、人の心を癒す音」と言われていて、そんな音色を奏でるスティールパンは「20世紀最後にして最大のアコースティック楽器発明」と評されているんです。ドラム缶からあんなに素敵な音が出るなんて驚きですよね！
そんなスティールパンの魅力を伝える為に2005年に結成されたのが、スティールパンオーケストラ「PAN NOTE MAGIC」さんです。その演奏の実力は折り紙付きで、メンバーの経歴を見ると
・日本クラシック音楽コンクール最高位受賞者
・打楽器協会主催新人演奏会で1位受賞ならびに岩城賞受賞者
・第17回イタリア打楽器コンクール優勝者、ルーマニア国際コンクール第2位受賞者
・ベストプレイヤーズコンテスト第3位受賞者
・スティールパンの本場トリニダード＆トバゴのコンテスト『パノラマ』に現地バンドのメンバーとして4度優勝
と、実力者ぞろいだとわかります。
さらに、「PAN NOTE MAGIC」さんは2014年に「スティールパン界のレジェンド」と呼ばれるRay Holman氏と共演を果たし、氏から「PAN NOTE MAGICは日本とトリニダード＆トバゴを結ぶ架け橋となるスティールパン大使である」と、最大の賛辞を贈られているんだとか！こちらも楽しい気持ちなってしまうのも納得です。
今回のコンサートでは、映画『リトル・マーメイド』の「アンダー・ザ・シー」や「アメイジング・グレイス」といった、ラテン・ポピュラー・クラッシックなどの誰もが聞き馴染みのある曲が演奏される予定。
中でも注目なのが、世界三大カーニバルの1つである「トリニダード・カーニバル」で演奏されるスティールパン・ミュージック「ライク・アア・ボス」の再現です！ 世界三大カーニバルの音楽を体感できるとして、「PAN NOTE MAGIC」さん最大の特徴・魅力なんですよ！
こんなに楽しそうな演奏が楽しめる絶好の機会が身近にあるなんて、吉祥寺って本当にすごい街ですね……。
このコンサートが開かれるのは2023年6月10日（土）の午後5時から。チケットは全席指定で25歳以下向けの割引もあるのでぜひチェックしてみてくださいね！
・映画『リトル・マーメイド』より「アンダー・ザ・シー」
スティールパンを使用していることでも有名なカリプソの名曲
・「喜びの歌」
クラシックの名曲第九をスティールパンで
・「ライク・アア・ボス」
スティールパンの生まれた国で開催される世界三大カーニバルの1つ「トリニダード・カーニバル」を体感
・「アメイジング・グレイス」
世界で最も人の心を癒す音色と言われるスティールパンの音を堪能
ほか
さらに「PAN NOTE MAGIC」さんは親子向けに「親子で楽しむカリブ海音楽」を同日14時から開催します。こちらは4歳～中学生とその保護者向けに、大人気ジブリシリーズのメドレー演奏や、ハンカチを持ってリズムに乗る観客参加型の演奏も予定されています。公演時間は約1時間。とっても楽しい音楽との出会いになってくれそうですね！
・映画『リトル・マーメイド』より「アンダー・ザ・シー」
スティールパンを使用していることでも有名なカリプソの名曲
・ジブリ・メドレー
大人気ジブリシリーズの音楽をメドレーで演奏！
・「喜びの歌」
クラシックの名曲第九をスティールパンで
・「Magic Time」
ハンカチを用意して、リズムに合わせて参加しよう！
ほか
武蔵野市民文化会館
〒180-0006 東京都武蔵野市中町3丁目9−11
武蔵野市民文化会館
〒180-0006 東京都武蔵野市中町3丁目9−11
1975年に創刊し､2022年3月で創刊47年を迎える週刊きちじょうじ。吉祥寺のおいしいグルメ、カルチャー、話題のトピック、ニュースがわかる、吉祥寺で暮らす人のためのタウン誌のオンライン版です。
